神罰?
俺が目を覚ましたのを気づいたのかこちらを向き睨まれている。
『今回2度目ですよ!?ボタン押したら私が来るのわかりますよね!?しかもすぐ押してって書いてありますよね!』
『ふぅ〜。少し寝過ぎちゃいましたかね?』
ちがーう!っと怒られたがまあスルーしよう
その後もわーっわーっとなにか言われていたが俺は改まってキリッと顔を変え今回はどうしたのか聞いてみた。
負債神は落ち込みながらもういいですといい、ため息をついた後話を切り出してきた。
『おほん!まずはこの契約書にサインをください』
『なんだこれ?』
俺は一通り目を通すと手が震え出した。ざっと書いてあることを簡単に言うと
異世界に飛ばしてもいいですか?
異世界にいる間は元の世界では時間が進みません。
飛ばした先で死んだら元の世界でも死にます。
飛んだ先で元の世界に戻るには飛ばした神との契約が欲しい。
.....。
これって飛ばされる前に見るものじゃないか!?
キッと負債神を見ると目を逸らされた。
『別に忘れた訳ではないですよ!ちょっとお金に困って早く人を送らないといけなかったとかそんなことは微塵もないですよ!』
こいつ確信犯か!?しかもサインしないとこの世界に来ていないことになっているので元の世界に戻ることさえ出来ないらしい。計画的だろ絶対。
納得は出来なかったがしぶしぶサインをする。
サインを確認するとニッコリ笑ってでは!っと手を振られた。
『そのためだけにこの世界に呼んだのかよ』
心で思うより先に身体が反射的に負債神の頭目掛けてツッコミをいれてしまった。ナイス俺!
『痛〜い。私が女神なの忘れてませんか!?もう怒りました!本当に神罰を与えてあげます!!覚悟してくださいね!』
そういうと白い部屋がふっとなくなると共にベットの上で目が醒める。
明るいなか辺りを見回すと、ベットの傍にルナさんが肘をついて寝息を立てていた。
看病してくれたのだろうか?俺は起こさないように注意しながらさらに辺りを見回す。
ん?部屋の角に先程まで目の前にいた変な神がいた。
「ふっふっふ。神罰です!この私の弓は返していただきます!では!」
ビュンッと部屋からすごい速さで出ていく。
「ちょっと待て!」
すぐに追いかけるがあの負債神、窃盗神は本当に早い。ステータスが速さ全振りのはずなのに一気に離される。そしていつしか姿を追うことも出来なくなってしまった。
マジか.....。神罰じゃないだろこれ。次会ったら吊るすか。




