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役立たずの最強治癒(?)使い  作者: やきにく
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長い夜の始まり 3

 物陰に隠れ状況を把握していく。村とオーク軍団の松明の明かりで朧げながら見れる範囲で状況把握をしてみる。




(オークを初めて見たが豚というより猪みたいだな。ゲームのイメージに近いか。身長は俺より少し高いくらいか?腕が凄い太いな。殴られたら一撃であの世に行きそうだ。はぁ〜こわいこわい)


 嘆いていても状況は変わらないので状況把握を続ける。



 オーク達は隊列を組み前衛は盾を後衛は槍を持っている。

(さすがに飛び道具までは持っていなくてよかったな。

 うん?中央辺りに毛色の違う奴がいるな。銀色の毛で身体も一回り大きい。服装も生意気にも鎧をきていやがる)

 見る限りオーク軍団のボスっぽい雰囲気があるな。



 対して村の北側では村人が陣取り先頭には村長が立っている。人数としては先頭組みは人数が少なく、後続組がそこそこいる感じだ。

(村長よ。先頭きるのは果敢だが総大将が先頭にいちゃいかんだろうよ。

 いや村人の被害を最小限にするためか。これは早めに決着つけなければ一気に押し込まれかねないな。村長がやられたら決壊したダムのようになりそうだ。そしたらルナさんがあの猪どもに犯され...)










 《ごごごごごごご...》




 止めどない怒りがこみ上げてきた。




(あの猪どもめそんな女神への冒瀆が許されるものか!俺の持てる力全てを持って惨殺させてくれる。後のことなど知ったことか!仮に失敗したなどなれば俺は俺は...)



 俺は神弓を構える


 そして弦を思いっきり引く


 《キンキンキン》


 光の矢が輝きだす


(失敗など出来ない。確実にあの鎧猪野郎を仕留めなければ)


 さらに弓に魔力を流す


 《キーーーーーン》


 白銀に矢が輝きだす



 狙いをすます。外してなるものか。


 そして弦を思いっきり離す!





 《ゴーーーーー》





 地面を抉りながらオークの軍団その中央へ飛んでいく。一瞬にしてオーク達の面影がなくなる。

 白銀の光はオーク達を飲み込んだと思うと北の山まで届き山の形が抉られた。



「相変わらずデタラメな威力だな」



(おっまだ身体が動くぞ。前回と同じくらい魔力を使ったイメージだったが酔いの感じがない。前回のテラーラットでレベル上がったのか!?)



 そんなことを思っていると白銀の光が地面を抉ったことで舞った土煙が治まってくる。


 村人達を見るとポカーンとしている。村長とロイさんだけは驚きながらもオークの動向を警戒している。

 対してオーク達は残り4体。盾が1体、槍が3体だ。




(司令官がなくなって特攻してくるか?死にものぐるいの獣ほど恐いというしな)



 俺は軽く走り先頭にいる村長、ロイさん、リゼさんの所へ駆けつける。


「心配で駆けつけましたが、さすが元冒険者様です。もう相手は総崩れですね。

 いまさらかもしれませんが助太刀します。子供達は村人のかたかだに見て貰っているので問題ありません」


 俺はさも今来たように声をかける。

 ロイさんと目が合うと失笑していたがどうやら俺の考えを察してくれたのか「助かる」っと一言声をかけてオークに視線を戻していく。

 村長とリゼさんは目がキョトンとして面白かったが、いまの状況を把握しているため一気に畳み掛ける人手が増え首を縦に頷いてくれた。


 そして俺は先陣をきってオーク達に向かう。全力で戦うのはさすがにやばいか。大戦が決している以上俺はサポートに回るか。


 雷鞭を手に取り俺は怪しまれないギリギリの速度を意識しつつ敵を痺れさせていく。

 痺れて無効化されたオークを村長が次々と片付けていく。


(村長強いな)


 動きがかなり洗練されている。盾を持ったオークに俺が戸惑っていると後ろから一気にケリをつけた。




「ふぅ〜。なんとかなったか?」




 一息つこうとしたその時一際大きい叫び声が響き渡る。

 北からか...まだヤバそうな気配があるな。

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