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役立たずの最強治癒(?)使い  作者: やきにく
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テラーラット討伐依頼

 道なりに進み問題なく森に到着した。



「ここまできたし薬草も溜め込んでおくか」

 実験でほとんどの薬草を使いきってしまったため、質のいい薬草を採取していく。








 しばらくすると袋がいっぱいになる。

 よし。これだけあればしばらくは困らないだろう。




 改めて魔物探しのため探索することにした。

 森の奥にいくと少し拓けたところに出たそこにはテラーラットが5匹集まっている。



(よし危なくなったら逃げ道もあるし、少々数が多いのが不安だがそんなことをいったら戦えないな。覚悟を決めるか)



 俺は雷鞭を片手に拓けた場所へ出る。

 テラーラットもこちらに気づいたのか警戒し戦闘態勢に入っていた。




 俺は雷鞭を振る。ムチがしなったと思うとテラーラット一体に命中する。

 そのままテラーラットは痺れて動けなくなっている。

(これはかなり使えるな。ロイさんに感謝感謝)


 残りのテラーラット達がこちらに向かってくる。

 俺は雷鞭に雷を纏わせるイメージを強く持った。


 すると



 ぱちっ、、パチパチ、、バチバチバチ



 ムチに雷が纏う。

 そのままテラーラットへ振る。

 黄色の放電を放ちながらそれはテラーラットへ当たったと思うとテラーラットは丸焦げになりその場に倒れた

「よし!戦える!このムチ強いぞ」





 そんなことを考えていたらテラーラット3体に囲まれた。

 テラーラットはその牙や爪にて攻撃を仕掛けてくる。


 素早さがあるからだろうか回避も余裕だ。

 相手が目の前で動いてからでも回避できる。



 攻撃手段さえ整っていればもしかして俺強いのか?


 そんなことを思っていたら《ズボッ》っと溝に足が取られた。



 ん?身体が倒れ込んでいくヤバい!回避できない。



 ドカッとテラーラットが俺に向け体当たりでぶつかってきた。


「つっっっっ!いてぇ〜死ぬかと思った」

 余裕はダメだ。俺はひよっこ冒険者だ。天狗になったら待ち受けているのは死のみだ。



 全力で後退する。

 肋骨が痛く息が苦しい。

 センズを口に含むと身体全体が温かくなる。ポーッと光が包んだと思うと身体が軽くなる。

 ヒールを負傷時受けたことないが近い効果は得られていそうだ。今回程度のケガなら完治したようだ。

 仕組みはよくわからないが異世界の薬草って凄いな。



 改めてテラーラットと向き合う。最初に痺れさせた1匹も痺れから復帰し、4匹がこちらを見て警戒している。



 距離もあるし雷鞭の効果は確認できた次は弓だ。

 雷鞭を腰に戻し背中から弓を取りテラーラットに向け構える。


 弦を引くとポーッと青白い光が矢となって出てきた。


 《キンキンキン》


 不思議な音が矢から聞こえる俺は弦を放ちテラーラットに向け放つ


 《キュン》


 一瞬で遠くにいたはずのテラーラットが仕留められた。

 つよっ!なにこの弓!!



 残り3匹か俺はさらに弦を引く。


 今度はMPを流し込むイメージで引く。


 身体からなにか引っ張られる感覚がある。


 《キーーーン》


 青白い光の矢が白銀に輝きだす。星のような煌めきが矢から溢れでている。


 矢を放った瞬間やりすぎたことを思い知る。



 放った矢はとてつもない大きさになり前方を蹂躙していく。


 白銀の光がテラーラット達を瞬く間に飲み込みそのまま白銀の流れ星が空を駆ける。




 .....。




 この弓を使うのは本当に控えよう。想像を遥かに超えてる。



 少しクラクラする意識のなかそう思うのだった。

作品を読んでいただきありがとうございます。よろしければ感想、ブクマ、評価よろしくお願いします!モチベが上がって作者は泣いて喜びます笑

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