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紺碧の昊  作者: 卯月榮慈
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ハジマリノコエ

 地球(アルステール)歴98年。

 かつて、多くの種族が争い共存した世界はすでになく、一つの星として一つの国となり早100年弱。

 多くの争いはなくなり、人々は平和への共存を目指し務めた。

 今では、地球の環境は百年前とは比べ物にならないほど豊かで美しいものになり、同時に、宇宙へと足を向けることが昔よりも容易くなった。

 そのため、地球には多くの宇宙人も来星するようになった。

 そんな彼らは、紺碧の宝石と地球のことをほめ称え、いつしか宇宙の多くの星の憧れとなった。

 そんな中、地球の豊かな自然に目を付けた宇宙人がいた。

 地球より数億光年離れた場所にある、地球よりはるかに貧しい星からやってきたソラーク星人は、正々堂々と地球の政府官僚に宣戦布告を申し立てたのだ。

 焦ったのは地球の政府官僚たちだった。

 争いをやめて久しい地球人は、戦いはもちろん、宇宙用の戦闘機すらも持っておらず、無防備に近く、更に、軍隊は少数にて組織され、戦う訓練すらまともに受けていない状態だった。

そんな状態で、宇宙戦艦を持っているソラーク星人に勝てる算段が出てくるわけもなく、政府のお偉いがたは、完全に白旗を上げる形となって、地球にソラーク星人を招いたのだった。

 しかし、多くの地球人はそれを受け入れられず、軍人の数は急増した。

 やがて、悪夢の日が訪れる。

 軍人になったばかりの若い青年が、ソラーク人を一人、惨殺したのだ。

 ソラーク人達の圧力に耐えられず、衝動的に起こってしまった悲劇だった。

 怒ったソラーク人達は、地球への総攻撃を決定。全面戦争へと発展したのである。





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