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未定

作者: 柊 玖遠

まえがき

まだなにも決まってないので色々編集されます


本編~


この世界はつまらない


祐太、朝よ

……

朝よー今日から新学期でしょ、一年のとき遅刻ばっかしてたんだから登校初日くらいは遅刻しないでいきなさいよ

……

祐太起きてるの?

ああ、起きてるよ

あんたまたインターネットばっかやって、寝てないんでしょ

別にいいだろ。俺の勝手だ、ちゃんと学校にいく、これで文句ないだろ

あんたね……まぁいいわ朝ごはんできてるから下りてきなさい


この世界はつまらない、毎日同じことの繰り返しだ。

起きて学校に行って、バイトに行って、寝る

また起きて学校に行って、バイトに行って寝る

なんの変化もない、ただ同じことを繰り返すだけの毎日、こんな世界は退屈なだけだ

だけどこの日常も変える力なんで俺にはない……

人間が動物を飼育して、その動物の人生を決めるように

人間も神に飼われてその神に決められた人生をただただこなす毎日、人間は弱い

神にたちむかう力などない、俺は常人、そのうちの一人、だから俺はこの日常を変える力などない


キーンコーンカーンコーン

丘の上に建つ少しふるびた建物から紺色のブレザーに灰色のズボンあるいは灰色のスカートの身をまとった人たちがチャイムにあわせて出てきた。

さて今日も退屈な人生の内の一つが終わった。

 今日は終業式で早く終わったしバイトも休みか……

 家に帰ってアニメで見るか…

祐太は考えごとをしながら歩いていると前に見るからに不良のような格好をした男達が歩いていた

 バンッ

あんなのは絡まれたくないなと思った矢先、祐太の肩になにかがぶつかった。

おいなにぶつかってんだよ

あ、すみません

すみませんで済めば警察なんていりませーんwwwちょっとこいよ

なんでですか?

なんでってぶつかったろ、お詫びしてもらわないとねぇ

いやお詫びってぶつかったのはお互い様でしょ?貴方達も歩いてたんですから

は?俺はお前にぶつかるまえ一瞬とまったからぶつかったのはお前屁理屈こいてないでいいからこいよ

(なんてやろうだ)屁理屈言ってるのは貴方のほうでしょ?

ドンッ

屁理屈を言っている不良にあきれていると祐太の顔に衝撃が走った

うぜぇんだよ、さっきからよ、だまってついてくればいいものをヘッ、うぜぇうぜぇ

……

なんだよこいつしゃべらねぇw こんなやつに構ってないでいこうぜ

そうだな、今回は命拾いして幸運だったな

(なにが幸運だよ……むしろ不幸だ、こんなときに力があればやり返せたのだろうか)

   もうこんな時間か…… はやく帰ろう

不良の一人が殴られて黙っている祐太に苛立ち殴ったほうの不良に無視を提案したためその場はおさまった

やっとみーつけた。あのこのしようか…

祐太は不良に絡まれたことを気にしつつ、時間を無駄にしないために不良に絡まれて失った時間を取り戻すために小走りで家に帰宅してる姿を大きな建物の上から眺める謎の影があった。

キャーッッ

女の悲鳴と共に車のクラクションが辺りの空気を占領した。

優衣ー優衣が!

ん?女の子が轢かれそうだ

爽太の目の前で女の子が乗ったベビーカーが飛び出していた

誰か助けて!!

誰か助けてくれるだろ…

周りには人がいるのに誰も助けようとはしなかった

クソッ今日は本当に不幸だ誰も助けないのかよ、でもここからじゃ間に合わない俺もこんなところでは死にたくはないしな

力が欲しいか……

誰だ?この声、幻聴か?それともなんかの特撮の収録か?

力があれば助けれるのか……?

まぁあそこまで高速でいけたら助けれるな

そうか、ならば一歩前に踏み出せ

は?

祐太は謎の声にしたがうように一歩前に脚を踏み出しだ

シュッ

祐太が一歩前に脚を踏み出した途端、雷が落ちるかのような速さで祐太は走っていた

え…

大丈夫か!?

ベビーカーに乗った女の子をひきかけた車から一人の男が降りてきて祐太に声をかけたが祐太の耳にははいってこなかった。

なんだよこれ…なんっうアニメだよ俺向こうの側にいたよな?なんでこのを抱いてここにいるんだ?

あ、ありがとうございます!

ベビーカーに乗ってる女の子の母親らしき女性が祐太にお礼を言った

あ、いえいえ。無事でよかったです、じゃ自分急いでるので

はい!本当にありがとうございました!

ベビーカーに乗った女の子母親は顔に涙を浮かべてお礼をしていたが祐太はそんなことよりも今起こったアニメのような出来事に驚きを隠せないままその場を後にした

なんでだ?さっきの幻聴か?

力をやったぞ……

なんだ?なんなんだお前は!

祐太がなにをいってもその謎の声の返事はなかった

建物の上に謎の影がまだあった

やっぱりあの子にして正解♪その力は君にあげるよ

爽太は上からなにか視線を感じ、確かめてみたがそこにはもうなにもなかった

なんだ?いまの視線……勘違いか?本当に今日はよくわからない日だ

そんなことを思いつつ、家に帰宅した。

ガチャ

ただいまー

家に帰宅した祐太は今日起こったことを考えながら眠りについた


第2章


貴様は力を欲していながらも自分に力がないことをわかっているようだな

なんだお前は

祐太の目の前にはデフォルメファギュアくらいの大きさの人間の形をしてるがよくわからない物体が浮遊していた

私か?いずれ知ることになるだろう

いずれ……か、まぁいい、これはなんてアニメだ?

祐太は謎の物体が浮遊していることには大して驚きを見せなかった

アニメ?なんだそれは?どこの食べ物だ?

食べ物じゃねぇよ

そうか……

アニメというものが食べ物じゃなく残念がっている表情を物体は見せた

それにしても冷静だな、お前は

そりゃな、今日あんなことが起こったんだ、いまさらお前みたいなのが出てきても驚かないよ、それにしてもお前は死神とかそういった類のものか?俺人を殺すノートなんて拾ってないぞ?

貴様面白い冗談をいうな

今度はケラケラとわらう物体

(なんだこいつ表情豊かだな)冗談じゃねぇよ。本当にお前はなんなんだ?

いずれわかるといっているだろう

祐太は物体の正体を知るために探りを入れるがまんまとかわされる

そうか……

お前もある程度検討はついているんだろ?

検討ね……今日起こった出来事もお前の仕業か?

そうかもな

そんなことはどうでもいいのかというように物体は返事をする

なんだ?なにが起こった?なんで今日俺はあんなに早く動けたんだ?

どうでもいいのかのように返事をした物体の言葉を間に受けた祐太は今日の出来事をその物体の仕業だと推測を立て話を進めた

あれは俺の力だ、力を欲しがっていただろう?

祐太の推測は当たっていた、今日起こった謎の出来事はその物体の仕業だったのだ

おい、お前俺になにをした?

祐太は顔をこわばらせ謎の物体に質問した

ふっそう怒るでない、お前も実際嫌な気分ではなかっただろう、また力を欲したら俺を呼べ

物体はそういって消えた

おい!お前はなにもんだ!なんのためにッ!

祐太はいきなり怒鳴ったが謎の物体の返事はなかった

ドンドンドンッ

階段かなにかを駆け上がる音が聞こえる

祐太、朝よ

……

祐太起きてるの?

ああ、起きてるよ

あら、今日は早起きじゃない

早起きっていっつも起きてるだろ

いつもは夜更かしでしょ?

うるせーな(なんだあれは?夢か?)

母親の声に目を覚ました祐太

それにしても昨日お昼も夜もご飯食べないでずっと寝てたみたいだけどどうかした?

ああ、ただ疲れただけ

母親の言葉で寝てると確信を得た祐太

(やっぱ俺は寝てたのか、じゃあさっきまでの出来事はなんだ?)

さっきまで謎の物体と会話してたことが夢じゃないように思えた祐太はなにか考えているかのような表情を浮かべていた

どうしたの?祐太、そんな思いつめた顔して

いやなんでもないよそんなことより朝ごはんは?

ああ、できてるわよ降りてらっしゃい

わかった、すぐいく

祐太はさっきまでの出来事は夢だと自分に言い聞かせ、腹の鳴りを収めるために朝ごはんを食べにリビングにむかうことにした


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