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REAL GAME  作者: 野澤 ちか
15/77

第9話

更新を待っていて下さった方←いない;

すみませんでした!


昨日から部活の合宿をして帰ってきたり、中間テスト前で勉強したりもしますが、今日からまた続きを書かせて頂きます。


では、よろしくお願いしますねっ

──君が好き。


只、それだけなのに



僕らの想いは大きくすれ違っていく。


「…ジ、なぁケンジ!」


誰かが耳元で僕を呼ぶ。


うっすらと開いた瞳に映るのは



……?


「もうすぐ夕食の時間だぞっ下に降りないか?」


「……髭を生やしたタイ人…」


「はっ??」



「───あっ!すみませんでした…」


上体を起こしてまぶたを擦ったら、目を覚ませれた。


そして寝ぼけていて、思わず率直な感想を本人に言ってしまった事に気付く。



「ははは、君は低血圧かい?さぁご飯を食べよう」


笑うのは、青年。


そしてその隣には


「……………」


無口・無表情な少年の姿



あぁ…完璧に思い出した。


自分の頭を2〜3回叩き、ベットから降りる。


「有難うございます……」


中途半端に寝たせいか、頭が痛い。


水が飲みたいな…



僕達は部屋を出て、エレベーターを使う。


と言うかエレベーターを備え付けてる辺り、異世界の何でも有りさを感じる。


僕が

「下」のスイッチを押して、ドアが開く様子を見てた2人は


「え?え?!何で!何をしたのさ?ケンジッ」


おじさんと青年はかなり驚いていた。



そして男の子も若干、顔を歪めて僕を見つめていた。


僕は苦笑する


この人達は、エレベーターと言うものを知らないのか…



「そういえばケンジは俺がタイ人と言う事も知ってたな。お前は…あれか?魔法使いって奴なのか??」


「…いや、生憎普通の人間だ。タイ人ってのは勘だよ。顔の感じでアジアの暖かそうな所に暮らしてそうだったから」


それに興味を示したのは、青年だった。


「つまり君は顔を見るだけで国籍が分かるのかい?未来にはそんな知識が有るんだ……」


「違う違う!!本当に何となく、ですから。勘違いしないで下さいっ」


ふぅ〜…


何か疲れるな……



でもこうしてると、ゲームの事何て忘れられる…


彼らは根が良い人みたいだし。


「これはエレベーターって言って、未来で使われてる便利な機械なんですよ。もちろん、魔法じゃなくて、人間の頭で作り出したものです」


「へぇ〜…未来ってすごいね!君があの装置を動かしたんだもんなぁ、まさか自分の指が機械になる時代がくる何て……産業革命の進化だねっ」



「…………」


…何でそうなる?


どうやら、大きなすれ違いがあるみたいだけど


意味が通じるまで説明するのが面倒くさいし



「…そうですね」


聞き流しとこう。


「俺はドラえもんか……」


「え?何??」


「いえ、別に」



そんな本気とも漫才ともとれない、会話をよそに


エレベーターを降りた僕らは食堂室のドアを引いて中に入った。

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