表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

霊障だと思ったが・・・

作者: みくた

 私は職場の喫煙所で煙草を吸っていた。

 窓からはひんやりとした夜風が入り、ハードな勤務によって火照った身体を冷やしてくれる。

 リラックスした私は大きく煙とともに息を吐き出した。

 その時だった・・・!

 パチン

 そんな感覚がしたと思ったら急に激しい耳鳴りに襲われ、遠くでは水が流れるような音が聞こえる。

 当時、まだ若く頭の悪かった私が真っ先に思い浮かべたのは何らかの霊障だ。

 というのもその喫煙所は霊道上にあると噂され、度々怪奇現象発生の報告が上がっていた。

 しかし、それ以上のことはなく時間の経過とともに耳鳴りは徐々に治まっていった。


 それから十年以上が経過した最近、あの時の状況が脳梗塞の初期症状に一致していることがわかった。

 あれから特に何もなかったので脳梗塞ではないと思うが、もし脳梗塞だったらと思うと薄ら寒いものがある。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ