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-95- 出会いと別れ

 日々を暮らす私達にとって、出会いと別れは付きものである。出会いはいいが別れはつらく寂しい。ただの別れなら、また会えることもあるだろうから、そう辛くはないが、死に別れは辛い。逆にオギャァ~~!! と泣かれる新たな命との出会いは、やかましいが嬉しく心がはずむ出会いとなる。

 久しぶりに出会った二人の老人が、とある集会場で語り合っている。

「惜しいことに、あと一歩でひゃくですよっ! それが、旅立たれましたから…」

「祝い金をゴッソリ(もら)ってから旅出たびだちゃいいものをっ!」

「それそれっ! あと3ヶ月ですよっ! わたしゃ、腹が立って腹が立って!」

「そうそう! 貰わない手はないっ!」

「死に切れなかったでしょうなっ!」

「ええ、そう思いますよっ! 私なら、石にかじりついても生き続け、札束を握って死にますっ!」

「地獄の沙汰(さた)(かね)次第(しだい)って言いますからなっ!」

「そうですっ! それにしても、腹立たしい別れでしたな…」

「そういや、この前は曾孫(ひまご)さんが生まれられたとかで…」

「でしたなっ!」

 二人は立て続けに起きた予想外の出費に、ブツクサ言い続けた。出会いと別れに、出費は付きものなのである。^^


                   完

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