表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/100

-91- 細(こま)かい

 暮らしの中で、人はいろいろな人と出会う。怒りっぽい人、のんびりした人、気短きみじかな人、気長きながな人、大雑把おおざっぱでザックリした人、そしてこまかい人・・と、多種多様である。中でも、細かい人は傍目はためから見れば神経質にうつるのだが、実はそうとも限らないのだ。というのは、細かいからこそ見落としがちな細かい変化やミスに気づける・・というメリットも持ち合わせているのである。

 とある小売店である。

「ありがとうございます。¥979頂戴いたします」

 女子店員にそう言われ、客の煮出にでは、おやっ? と一瞬、いぶかしく思った。煮出の脳裏のうりには、前回までは確か・・¥958で買えた…という細かい計算式が成立していたのだ。ところが実際は、¥21の値上げとなっており、店のパンフレットにも写真入りで掲載されていたのである。ということはっ! である。細かい計算をした煮出が間違っていたのではなく、細かい価格差ながら、商品の値上げが行われた・・と、まあ、話は世知辛せちがらくなる。¥958のつもりで煮出は¥960をレジ台へ置いたのだが、追加で財布から¥10硬貨を2枚も追加して出さざるを得なくなった。価格改定でそうなったのだから、ブツブツ愚痴っても仕方がない。煮出は後ろ髪を引かれる思いで2枚の¥10硬貨を財布から出し、ぅぅぅ…という不幸この上ない気分でレジ台へと置いた。幸いにも女子店員の対応が細かいことながらよかったせいか、腹が立たなかったのは不幸中の幸いだった。

 細かい性分の人は、ほんの細かいことで気分を上げ下げするようだ。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ