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-87- 歌詠(うたよ)み

 暮らしの中の趣味の一つとして、歌詠うたよみ・・がある。これには、川柳、冠句、俳句、そして和歌、連歌れんがなどがあり、詠むことにより、風流な気分を堪能たんのうし、フフフ…と雅心みやびごころひとり、えつに入る訳だ。^^ 個人的な趣味だから、詠むこと自体、何も思わない他人からすれば、どぅ~~ってことない…と思えるに違いない。

 とある二人の老人が一句いっく、詠んでいる。

「老いの脚 ころんで 見上げ 朧月」

「…ころびましたか。転んじゃ、いけませんな。大丈夫でしたかっ?」

「ええまあ、おかげさまで。軽い打ち身くらいで…」

「そりゃ、ようございました、お大事に。… ウキウキと 開ける戸棚に オハギなし」

「ははは…誰ぞに先を越されましたな。残念なことでっ!」

「孫でした…」

「ほう! お孫さんではおこれませんな…」

「ははは…左様さようで」

 二人が座る床机しょうぎ近くに植えられた川辺かわべの柳が風に楚々(そそ)と揺れる。ピンッ! とくる人には、もうお分かりだろう。感じさせる・・これが雅心なのである。二人の歌詠みは続いていく。^^


                   完

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