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-82- 話(はなし)

 日々(ひび)の暮らしの中では、ドコソコでコンナことがあった、ソンナことがあった・・と、さまざまなはなしが取り沙汰ざたされ、一日は過ぎていく。当然、いい話もあれば聞きたくない話もあるのが日常だ。(つと)めから疲れて帰り、風呂上がりの至福の一杯をやりながらテレビのリモコンを押した途端、『ドコソコで身元不明の白骨化遺体が発見されました…』などと、すまし顔のアナウンサーに語られたぶんにゃ、もうっ!! と、思わずOFFにして消してしまうのが落ちである。いい気分でくつろいでいる最中(さなか)に、そんな陰気で場違いな話題は聞きたくない訳で、明日への労働意欲もせてしまうというものだ。

 二人の男が都心を歩きながら話し合っている。

「最近、暮らしにくくなったように思わんかっ?」

「ああ、そういやそうだな。俺なんか、とても時代についていけんっ!」

「まあ、お前が時代についていけるいけんは、どうでもいいがな…。文明が進み過ぎたせいもあるか…。もう、やめよう! こんな陰気な話はっ!」

「ははは…そうだなっ! 7匹、入ってたメザシのパックが6匹になった。ははは…これも陰気かっ!」

「まあ、陰気とは言わんが、セコい話だっ!」

「セコいっ! といえば、防災頭巾(ぼうさいずきん)っ!」

「ああ、アレなぁ…。アレはセコいというより、ダサいっ!」

「ははは…今どき、空襲警報発令ってかっ!?」

「歴史は繰り返す・・って言うぜっ?」

「馬鹿っ! それは核のない時代の話だっ!」

「なるほどっ! 放射能でアウトか。話は最先端を行かんとな…」

「まあな…。地震、水害とかの自然災害に人は絶対、勝てんっ! だが、頭巾をうのは手先と頭を使うことで、ボケ封じにはなるっていう無駄がない話ではある」

「なるほどっ! ボケ封じな…。で、ここは? どこだっ!」

「ははは…ここは、ここさっ! んっ? どこだっ?」

「お前がいてどうするっ! …二人で考えよう」

「…そうそう!! 国会議事堂前のあたりだっ! 確か…」

「ああ、そうだっ! 俺達、予約で見学に来たんだっ!」

「そうそう!!」

 話も、いろいろとあるが、国会議事堂前では、どういう訳か記憶がなくなる話になるようだ。^^


                   完

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