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-61- 樹木と組織

 組織は一本の樹木に似通にかよったところがある。組織を・・平たく言えば会社や店、家族などだが、これらを樹木の枝や葉、根、みきに分かち、それぞれを組織の構成部分に当てはめることが出来る。葉は言うまでもなく従業員、社員、家族の個人などといった末端の人々に当たる。たとえば会社だが、会社自体は幹であリ、根は末端に広がる組織、これも平たく言えば、出張所、支社、個々の店舗・・などといったたぐいに当たる。枝葉えだはや根を繁らせたり張らせ過ぎたりすれば、強い雨風で幹がボキッ! と折れるし、枯らすことにもなる。海外の現地生産工場や支社は根に相当するだろう。海外へ進出し過ぎた結果、根腐れで幹が枯れ、倒産とかのお通夜な事態に至る。チ~~ン! とかねが鳴るようなことはいただけないから、経営トップには留意が求められる。

「またたねが飛んでえてるな…」

 ご近所の大木から飛んだ種が自然生しぜんばえし、輿神こしがみの家の敷地内に多数、芽吹いた。輿神は、まったり・・とした気分で何も考えず、それらの芽を抜くと鉢へ植えたり、ご近所の敷地に植え替えたりしたあと、敷地内の際面さいめん部分に除草剤を、まったりといた。ところが、それがいけなかった。家の庭木がその影響で枯れ始めたのである。迂闊うかつを通り越し、ぼんくら・・だな…と輿神はみずからのアホさ加減かげんを、まったりと思った。が、過失は元にもどしようもない。過失責任をつぐなうという気分でもなく、輿神は水に溶かした栄養剤をまったりとほどこし、樹木の回復を願った。そして、その庭木を、しんみりと見て、まったりと思った。

『飛んで生えた芽は、さしずめ産業スパイか…』

 と。そして、また考えた。

『事態に気づかず、何げなく除草剤をいて庭木を弱らせる・・というのは機密情報がれることを意味する…』

 と。そして、またまた考えた。

『そうなると、組織は弱体化し、下手へたをすれば倒産だな…。家族なら崩壊ほうかいか…。この木、大丈夫かっ!?』

 と。

 その後、輿神の庭木がどうなったのか? 私はよく知らない。ただ、樹木と組織が、よく似通っていることは確かだ。^^ 


                   完

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