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-27- 最大効果

 人間社会では、どのような場合にも言えることだが、最大効果を得る・・というのが、物事を実施する場合の必要不可欠の鉄則てっそくとなる。確かに、多大の犠牲ぎせいを払った挙句あげく、ぅぅぅ…と涙するような突破、完成という事態もあるが、はっきり言って、犠牲は最小限にとどめねばならない。

 春とはいえ、五月半ばの日中ともなると、さすがに暑くなってくるから、早朝、夕暮れどきの作業の方が、汗の出が少なくて済む。

 整枝を終えた切り枝が畑に置かれている。昨日の切り枝だから、まだ生々しい。農川は深く考えもせず、草焼機で焼却を始めた。ところがである。11時を回った頃で、すでに辺りの気温は25℃近くにもなろうとしていた。深い考えもなかったから当然、長袖ながそでである。最初の数分はよかったが、たちまち身体に汗が出始めた。やがてその汗は、下着を濡らすまでになってきた。このままではビッショリした汗で濡れねずみになることは必定だった。農川は体内の全軍に撤退命令を下した。家の中へ入り、とりあえず着替えをした農川は、ふと、巡った。この焼却の最大効果を得るには、1.として、数日、そのまま置いておいて天日てんびしにし、十分に乾燥させる。2.として、早朝や夕方の冷んやりした頃に焼却する・・といった最大効果を得る方法が浮かんだ。これだっ! これを先に思いつかなければ、司令官としては失格だっ! とジェネラル[アメリカの将官]にでもなった気分でえらそうに思った。汗は掻くわっ、着替えは出るわっ、疲れるわっ・・で農川の体は戦闘で多くの犠牲を出していた。サッパリの農川はジェネラルは無理だな…と思った。ただ、それに気づいたのだから、見込みはあるにはあるのだが…。^^

 このように最大効果を得るには、まず犠牲を最小限に食い止める・・ということが、何よりも必要となる。


 ※ 最近の日本は暮らしにくくなり、野焼きは出来ないそうですから、ご注意をっ! ^^


                  完

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