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-17- 閃(ひらめ)き

 私達が日々、過ごしている暮らしの中で、なんの前触まえぶれもなく、ふとした拍子ひょうしひらめきが生じることがある。それが今やっていることとまったく関係がない場合、思わず、さてどうしたものか? と躊躇ちゅうちょさせ、手を止まらせることになる。今やっていることと閃きの内容とが頭の中でどちらを優先させるか? と選択をせまる訳だ。

「よしっ! 先にするかっ!!」

 とある食品生産工場である。場長の蛸原たこはらも、閃きが生じたことで迷いに迷っていた。蛸原は他の従業員にそう指示を出した。

「分かりましたっ!」

 一人の副長は指示に従った。

「場長、それでは間に合わないと存じますがっ!」

 もう一人の副長は異議をとなえた。

「場長が、そうするっ! 言われたんだから、それでいいだろうがっ!」

「なにっ!」

 いさかいが始まった。以前から二人の副長は仲が悪く、衝突することが多かったのである。

「まあ! 二人ともっ! ともかく、やってみようじゃないか…」

 蛸原が止めに入った。

「分かりました…」

 異議を唱えた副長も渋々(しぶしぶ)、うなずいた。

 結果はどうだったか? 私としては知らせたくないのだが、ここは、読者のために知らせねばならないだろう。その結果は惨憺さんたんたるものだった。ことのほか時を要し、関ヶ原の戦いには間に合わなかったのである。言っておくが、壬申の乱の方ではなく、西暦1600年の例の戦いである。場長、蛸原が先代に叱責しっせきを受けたか? までは定かではない。^^


                   完

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