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cafe エトワル  作者: 犬飼 蘭
3/6

第3話


「にゃー」


思わずため息がもれた。


僕のご主人は、このカフェのマスター。

マスターは僕たち猫には言葉がわからないと思っている。

だけど、人間の言葉を理解することは出来る。


マスターは最近、カフェの常連さんに恋してる。

明らかにわかる。

そして、その女性もマスターに気があるようだ。


なのに、マスターは彼女に告白せず黙っている。


告白すればいいのに。


そして、今日もマスターに相談される。


「なぁ、セツ?俺はどうしたらいいんだ?」


ため息が出ちゃう。

告白すればいいのに……。



僕だって、彼女が好き。

マスターと同じくらい優しい。

遊んでくれる。

だけど、恋愛の好きとは違うし、そもそも、人間と動物。


僕の好きな二人が付き合えばいいと思う。



そんなある日、彼女がやってきた。

だけど、いつもと様子が何だか違う……?


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