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第一話 目覚め

初めましてカルムといいます。

更新スピードが遅くなることもありますが、よろしくお願いします。


初作品なので、表現がおかしいところもあると思います。

なので、おかしなところや、誤字脱字があったら教えていただけると嬉しいです。


ハハハ……ここ何処!?



目が覚めれば真っ暗!


なんかどっかの宮殿にありそうなボロボロな柱以外何もない。


それに…動けないんだけど!;


さっきから体動かしてるのに一歩も動けない!



…何だコレ。


いくら俺がチキンだからってこれはねーだろ!


俺の顔があまりに酷いからこんな真っ暗なとこに放置したのか!?



ん?ちょっと待てよ…。


確か俺ってトイレに行ってたんじゃなかったっけ?


で、いきなり揺れて…頭が痛くなって……それから何も覚えてない…onz



…まさか、俺って死んだ!?


あの揺れハンパなかったし…上から天井降ってきたし……


天井の板が頭に当たったし………。


ってことは俺はトイレで死んだことになんのか!?


うわー、最悪だ!


みっともないモンだして死んだなんて最悪だ!!


第一発見者に何で悲惨な死体だなんて思われる…!!


絶対言われる!


頭を抱えたいが、体が動かなくて無理だった。


くっそー!!



「何で体が動かないんだ」



口に出して言えば、頭に情報が流れこんできた。




『ここは魔王城の地下ニェドラー。魔界の王であるレオン・ドラゴツェンヌィ・シャーリークは、魔界を人間たちから護るために自分の力を全て使い果たし眠りについた。戦争から2000年。魔力を大量に蓄えた魔王は目覚める。魔王の名は“レオン・ドラゴツェンヌィ・シャーリーク。そしてもう一つの名は高木俊也である』




ふむふむ、なるほど…。


ここは魔王城の地下ニェドラーで、魔王は目覚めると。


で、名前がレオンで、もう一つの名前が高木俊也…



………高木俊也!?



俺の名前がでてびっくりした。


え、ちょっと待てよ。


俺がレオンでレオンは魔王で…2000年眠っていたってことは2000歳以上であって……。


つまり俺が魔王!?


しかも2000歳以上も歳とってんのか!?


え、俺死ぬ前まで17歳だったのに!



……いや、もうつっこむのは止めよう。


こんな状況になってから混乱しすぎて頭が痛い。



「早く動きたい」



うん、今はそれが一番だな。


そう思ったらいきなりパリン!と音が鳴って体が自由になった。


な、なんか分かんないけどやった!



だが、一歩歩いた瞬間また混乱した。


何だコレ。


俺ってこんなに身長高かったっけ?


思わず足を見てしまう。



長っ!?


コレ俺の足じゃない!!


慌てて体中を触ってみたが、全部俺じゃなかった。


こんなに筋肉ついてなかったし、こんなに身長高くなかったし。



何より…。


地面に出来ている水たまりに気絶しそうになる。


何で俺の目が紅いんだ!?


髪の色は変わってないのに目の色だけが変わってる。


紅い。


綺麗は紅玉みたいな瞳。


カラコンなんてしてねーのに!


というか、顔も変わってる!?


俺の顔じゃない!


こんな肌白くなかったし…なんか前より顔がよくなってるような気がする。


ほんの、ほんの少しだけ…。



う、嬉しい。


なんか自分が少しだけでも平凡より上にランク上げされた気分だ!



「魔王様!!」



水たまりに映る自分を見てニヤニヤしてる時に後ろから声をかけられて、慌ててニヤけている顔を隠す。



「この日をどれだけ待ち望んでいたか…!やっとお目覚めになったのですね!」



俺より少し背が低い見慣れた黒髪に黒い瞳の顔が整った青年。



…誰。


この人は俺を知ってるみたいんだけど、俺はまったく知らない。



そこで思い出した。


俺はレオンであり魔王であるということを。


そして自覚する。


死んだら魔王になっていたと…。


……何で!!?



 

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