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1.小さな楽しみ
王宮で働く侍女の仕事は、大変なことも多いが毎日が楽しい。田舎から出てきた当時は頼る相手もいなかったが、今では親しくしてくれる同僚たちもできた。とても恵まれている。
そうして心に余裕ができてくると、仕事以外にも目が向くようになった。こっそり、勤務中の小さな楽しみができたのだ。
たたんだシーツを運んでいる途中、回廊の向こうから騎士が歩いて来た。
「こんにちは、騎士様」
「ん、ああ。お疲れ様です、侍女殿」
挨拶できたから、今日はいい日。
王宮で働く侍女の仕事は、大変なことも多いが毎日が楽しい。田舎から出てきた当時は頼る相手もいなかったが、今では親しくしてくれる同僚たちもできた。とても恵まれている。
そうして心に余裕ができてくると、仕事以外にも目が向くようになった。こっそり、勤務中の小さな楽しみができたのだ。
たたんだシーツを運んでいる途中、回廊の向こうから騎士が歩いて来た。
「こんにちは、騎士様」
「ん、ああ。お疲れ様です、侍女殿」
挨拶できたから、今日はいい日。
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