表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある男の読書日記  作者: シャドウ
2/3

地に足をつけて生きろ!~第1章~

地に足を付けて生きろ!

第1章「己の内面を見つめたりするな」

現代は成長し続け、変化し続けないと生きていけないらしい。そんな世界をぶった切る自己啓発を読んでもちっとも人生がよくならなかった人の為の本。

この本で「なるほどな」と思ったのが、「現代はパラドックス製造機」という言葉だ。

パラドックスとは、「何か特定のものを手に入れようとして、頑張れば頑張るほど手に入らなくなるという現象」のことを言う。

例えば、健康的な生活をしようというのが脅迫観念になって、不健康な生活をしてしまったりするというものである。

僕も今思えば健康的な生活をしなければいけないという脅迫観念に追われていたのかもしれない。

そして、第1章では、自分の心の声を聞いても、何も答えは見つからないし、今鬱病になってる人は自分の心の声を聞いても何もなかったから鬱になっているのではないかという説も紹介している。

では、どうしたらいいのか?

その答えもこの本は書いてくれている。

それは、「やりたくないことをやってみる」である。

なにも劇的なことでなくていい。

ダイエットしていないのに、食後のデザートを我慢するとか、寒い日に薄着のままいて、寒いままにするということでもいいし、電車で行く方が楽な時にあえて歩いたり、雨の日に電車を使わずに徒歩で目的の場所に行ったりするのでもいい。雨の日に散歩をするのもいいかもしれない。

とにかく、自分の気持ちや感覚とは関係なく、やるべきだという理由のあることを実行に移すことが大事らしい。

「自分の内面でしっくりこないことを実行に移してみる」というのを意識していこうと思う。

そして、これをやることによって得られるメリットが3つある。

1つ目は、「将来訪れるかもしれない試練に立ち向かう力を養えること」

人生の中に試練はつきものなのだから、居心地のいいことしか経験していなかったら居心地の悪い試練に耐えるのは困難になる。だから、今の内に少しでもいいから、不快な体験をして、試練が来た時に乗り越えやすくしとこうということである。

2つ目は、「不愉快な事を小規模で経験しておけば、将来への恐れを減らすことができること」

未知の未来への恐れは、自分の中に答えを見つけようとした時に必ずしもいい感じにはならないことを学ぶことで緩和されるらしい。

3つ目は、「所有しいるもののありがたみを知れること」

雨の日に徒歩で目的の場所まで行ったら、電車のありがたみがわかるし、スマホなしで生活してみたら、スマホのありがたみが分かるというように、今自分が持っているもののありがたみを知るには、それ無しで生活してみることが一番手っ取り早い。

そして、感謝の気持ちというのは、自分をいい方向へ導く着火剤にもなる。

なので、ちょっとしたことでいいから意志力を鍛える訓練をし、自己制御という美徳を獲得するための道を歩む。

誘惑に対抗するということは、「意志力の筋トレ」をするということ。

ありとあらゆる大小の誘惑に抵抗するチャレンジをすることによって、「意志力のレベル」を上げていこう。

コレを見て、思いついたのが、自分にとってプラスになること、例えば運動や、HIIT、健康的な食生活は、この一環としてやってみるのもいいのではないかと思った。

そうすれば運動を始める時もこれからも週4回以上はやらなければいけないと考えるのではなく、「やりたくないけどやってみる」という気持ちで気軽にできるようになると思う。

だから、これからは、やった方がいいけどできていないことは、「やりたくないけど意志力の筋トレ」としてやってみるの精神で行こうと思う。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ