表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/72

余興

 俺は電気街にいた。


 もはや説明は不要だと思うが、レジェンドに呼ばれてここに来た。

 エロ本から落ちた一枚の図面。それを新しく改良し売り出そうという魂胆だ。


 さすがに俺の分身のような形じゃ売れないだろう。お店に納品しても大人関係の棚へ陳列されること請け合いである。

 そこで、図面をレジェンドに見せたら「改良しとく」だった。


 今日は改良品の品定めと、商品化するための相談にやってきた。

 いつも俺が中心で話を進めているが、3人揃った方が結論も早いだろう。

 そう思い、前もって社長にも連絡しておいた。

「おーけー」だった。


 3本の矢ではないが、3人揃うと決断がスムーズだ。

 形成はこの方がやりやすい。それじゃこういう形で基板を入れるか。コードをもう少し薄いモノに変えよう。この部分は……etc。

 本当にアッという間に話が進み、取り分は前回と同じで決定した。


 本物のプロって時間がいらないんだな。今まで培ってきた経験が一瞬で放出される、というか。

 俺は感謝の念を伝え、手土産を渡して帰った。


 プロ2人にモノ申していい? 

 大の大人が店先でケンカするなよ。

 たかだかフィギュアのスクール水着か体操着ブルマで。


 ……決定まで時間がかかりそうだな。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ