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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
リョウの学園生活編!
53/54

53話、寮の食事と夜の特訓

酷い目にあった、、、先生のあの怒り狂いはもう見たくないかな


暗くなるまでお説教食らったよ、、みんなげっそりして教室を出たけど、帰る時はみんな目がキラキラして談笑してる


もちろん僕も混ざってたけどね?


寮組が寮に戻ると、管理人さんが高笑いしながら出迎えてくれた


「お前ら、やらかしたな!」


「え?もう耳に入ったの?」


僕が疑問を言ったら、、


「おま、、学園中が大騒ぎになったんだぞ?」


「Dクラスで見てたやつなんて凄かったんだからな?トラウマになったやつがいるくらいだ」


えぇー、、、思った以上に大変なことになってた


「まぁあれは、、、ねぇ?」


「私たちも知らなかったらトラウマになってるかと、、」


聞き捨てならない言葉が聞こえたよ?


「まぁ、とりあえず飯を用意してあるから皆で食ってけ。おかえり、お前ら」


管理人さんが笑いながら部屋に戻った


僕たちは部屋に戻り、個々に食事をとることになった


もうクラスで仲良いグループもできてるみたいだ


僕も誘われたが断ったよ、先約が居るからね


誰?って聞かれたからエルさんと答えたら皆が凄い顔をしてたよ


「まってたよー!」


僕は部屋に戻るとアディが出迎えてくれた。凄く嬉しそう、、あ、そうだ


「ちょっとまた出掛けてないとなんだ」


「はーい、、、」


、、、こんな悲しそうな顔をするアディをやっぱ放って置けない


「よかったら食事するけどアディとスタッフもくるかい?」


「え!?良いの?」


「うん、留守番してた分食事は一緒に取りたいよね」


「、、、うん!」


僕はアディスタッフを持ち部屋をでた、アディがなぜか泣いてた気がするが悲しい気持ちではないみたいだから聞かないでも良いかな


アディは僕の肩に乗り、嬉しそうに周りを見てる


食堂に着いて、周りを見ると食器が入り口に置かれてて配膳は自分でするみたい。


「アディ、これが良いとかある?」


「んー、、、これ!」


アディが指差したのはサラダだった


「なんでサラダ?」


「んー、、太陽の匂いがするから!」


「わかった、じゃあサラダと、、焼いたお魚だね」


あとはパンとデザートを追加でとって、周りを見るとクラスメイトは誰も居なかったので空いたスペースに座り1人で食べる事にした


まず、サラダを食べる


「シャキシャキで美味しい」


(んんー!凄く幸せ、、、)


次は焼き魚を食べる


んー!ルーメン村と魚は違うけどこの魚は噛むたびに旨味が出てきて美味しい!


(私、、幸せ過ぎて見られたくないくらいの顔になっちゃってる、、)


サラダを食べて魚を食べてパンを食べるを繰り返し、完食する頃にはアディは息も絶え絶えになってる


(はぁ、、はぁ、、、)


これから毎日続けるけど大丈夫?


(え、、?もちろん私はいいよ!むしろそちらこそ私が入っても大丈夫なの?)


なんで?


(私、精霊だよ?)


うん、精霊だね


(精霊がこんな幸せでいいの?)


なんかムッとしたのでまだ手をつけてないデザートのイチゴのケーキを一口大にして口に入れた


(ふにゃぁぁ、、)


今までで1番あげたことない声をアディがあげたよ


僕は精霊だから幸せになったらだめとは思わないよ


だから、、


(でも、、え、ちょっと待って!?)


僕は残りのケーキを一気に口に含んだ


(ダメ!幸福でつつまれて私、、ふにぁぁ、、、)


精霊じゃなく、アディにそばにいて欲しいのと、、アディも幸せになって欲しいから僕の中にいて欲しい


(うう...仕方ないわね、じゃあそばにいる。)


(でも、この幸せがなくなったら、、どうしよう、、)


アディ、それは今考えてもしかたないよ。

あと、食べ終わったし片付けするけど良いかな?


(うん、私もスタッフに戻るね)


アディがスタッフに顔を隠して入り、僕は食器を洗い場に配膳のテーブルを置いたあとに時計を確認したら針は7と8の間にいた


確かエルさんと8刻に待ち合わせだったな、入り口に向かおう


僕は夜風に当たりながら待つことを考えてたら


「あれ?早いね!」


先にエルさんが座って待っていた


「エルさんを待たせたら悪いですからね」


「あはは!そんなこと気にしなくて良いよ!」


笑い飛ばすエルさんは底抜けて明るく感じるんだけど、、凄く違和感を感じる


けど、僕には今言ったところで解決出来ることじゃない気がした


「じゃあ場所を変えようか!」


「どこに行くのですか?」


「あそこに広場があるからそこに行くよ!」


「わかりました!」


エルさんについていくと、広場が見えてきたので周りを見渡すと、椅子や木々が手入れされてたりしているが、、


僕たちは寮から丸見えだった、それでも広場の真ん中あたりでエルさんが振り返り目的を話しだした!


「で、本題は私と手合わせをして欲しいんだ」


「もちろん、良いですよ」


僕は、アディスタッフを立てかけて


エルさんの正面に立ってブルーとマリンを構える


けど、戦う前に疑問に思ったことを聞いてみた


「エルさん、他に手合わせできる人はいないの?」


ちょっと暗い顔をエルさんがしだした


「居ないよ、ずっと1人で練習してたんだ」


でもすぐに明るい顔に戻した


「だからコロッセオで戦った時すごく嬉しかったんだよ!」


「初めて身体が動かなくなるまでできる人なんて私の周りに居なかったんだよ!」


「なるほど、そうだったんですね


あれ?エルさんが変な顔してる?


「むー、、、リョウくん!」


「はい!?」


指さされてびっくりした、何を言うんだろ?


「私には敬語禁止!なんかムズムズする!」


なんでだろ?でも禁止って言うなら使わない方がいいかな


「わ、わかりました」


「禁止って言ってすぐに破っちゃやだよ!」


はっ!?秒殺で破ってしまった!


「ははは!ごめん、いきなりやらかしたね」


エルさんはずっと嬉しそうに笑ってて、僕に指摘してきた


「じゃあ今から禁止ね!」


「はい、わかった!」


なんだろ、笑い合いながらこうやってやるの、、なんか、、いいな


「じゃあ、試しに戦ってみよう」


「うん!、、ってちょっと待って!」


僕の言葉に肯定したエルさんは胸のポケットからコロッセオで使ったアミュレットを取り出した


「私とリョウくんの防護のアミュレットだよ、渡すのを忘れてごめんね!」


渡されたアミュレットは、魔力を通すとコロッセオで渡されたのと同じものだと言うのがわかった。


目標があった方が良いかな、提案してみようかな、ブレイカーに言われたことを手始めに言ってみる


「そうだ!」


「どうしたの?」


エルさんが疑問に思った顔をしてる、けど驚くだろうな


「エルさんは魔力のブースト、、身体強化ってしたことある?」


「なにそれ?」


「僕たち集中しすぎて無意識に魔力を使いながら戦ってたみたいなんだ、だから意識しながら戦ってみない?」


「、、、!それいい!しよう!」


僕の提案にエルは最初は驚いた顔をしたあと嬉しい顔になり目を輝かせて肯定をしてきた


「そう、これ!こういうのしたかったの!」


エルさんの今の表情には、一片の曇りのない笑顔だった


「でも魔力のブースト、、身体強化かぁ、、意識したことさえなかったなぁ」


僕たちは少し間合いを取り、お互いに武器を構えた


「行くよ!」


「はい!」


お互い同じタイミングで駆け出し、楽しい時間が始まった

食事は大事

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