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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
リョウの学園生活編!
47/54

47話、買い物とわるーいこと

細工屋に帰り、僕たちは戸を開けた


「おかえり、ご飯は作ってるよ」


おばちゃんが出迎えてくれた


「わかりました、そだ!」


「ん?どうしたんだい?」


トムニアさんに返答されて僕は疑問に思ったことを聞いてみた


「トムニアさんは寮に帰らないの?」


「ああ、寮にはいても居なくてもいいんだよ」


「え?」


「要は授業に間に合えば何も言われないってことだよ」


「な、なるほど、、」


「そのくせミーチのとこに行けない、パートナーになれないヘタレなんだよ」


「な、いきなりなんだよ!?」


トムニアさんがとんでもない所から突かれてあせってるよ


「たわ言だよ」


「いや、、僕には、、」


「煮えくり帰らないねぇ、ミーチとパートナーになりたいのか!なりたくないのかどっちだい!?」


「なりたいよ!けど相手には余計なことをしたと思われてるだろうし助けれなかった僕なんかがなっても、、」


「余計なことは考えるな、なりたいかなりたくないかどっちだ」


「な、、なりたいよ、、なりたいさ!そりゃ好きなんだからさ!」


あ、トムニアさんが顔真っ赤にして逃げたいような顔をしてる


「ご飯食べてくる!」


トムニアさんが走って逃げるように奥に消えた


「純愛もあそこまでいったら凄いよ」


「そうですね、、」


ため息をつくおばさんに、僕はトムニアさんに幸せになってほしいと思ってしまった


「じゃあ、僕は二階に上がりますね」


「はいよ」


僕は二階に上がり、部屋に戻ったが通路で懐かしい匂いがした、、気がした


部屋に戻ると、着替えと食事があった


僕は食事を取り、体を拭いてから着替えをして寝た




日が上がる前に起きちゃった、、


外を見た、月が出てるなぁ、、出てみようかな


外に出ると空気は澄んでて、、周りには朝を待つように鳥が屋根で寝てる


なんて見てたら朝日が出てきた、綺麗だなぁ


、、、ミーチさんとトムニアさん、、仲良くしてくれたら良いなぁ


理由はわからないけど仲良くして欲しい


僕は部屋に飛び入り、朝の武器に挨拶をした。


すると、こそっとおばちゃんが扉を開けた


「おや、もう起きたのかい?」


「はい、目覚めが良かったです」


「そうかい」


「そだ、ミーチさんとトムニアさんって何かあったの?」


僕の疑問におばちゃんは動揺してる


「なんでそんな事を?」


「昨日話してる時にお互いに影があったんだ、仲直りさせたいんだけどどうしたらいいかわからないんです、、」


おばちゃん、なんか悪い事を考えてる顔してる、、


「私が良い方法を教えてあげるよ」


「本当?」


「ああ、本当だとも」


僕はやり方を聞いたら僕にしかできない事だった


僕はおばちゃんが持ってきた朝食を食べて着替えて下に降りた


まだトムニアさんは居ないみたいだ


じっくりここを見た事なかったなぁ、この時刻を出してる機械はどう動いてるんだろ?


僕は機械を凝視すると、ちっちゃい部品がくるくる回ってた


「それが気になるかい?」


思わずビクッとした、振り返るとトムニアさんがいてさらに焦る


「いや、気になりますが壊そうとしたわけじゃありません!」


なぜ僕は破壊を前提とした否定をしたんだ?


「ははっ、誰だって気になるよね。それは」


「これはね、歯車って言うんだ」


「歯車?」


丁寧な説明に聞いたことない言葉が出て聞き返してしまった


「うん、今ぐるぐる回ってるのが歯車で、これが時を刻むんだ」


「なるほど、、」


こんな良い物があるんだなぁ、、凄いな


「あ、行く前に服を着替えてきて良い?」


よく見たらトムニアさんは泥だらけだ


「良いですよ、ここで待ってます」


ありがとうと言い、トムニアさんが奥に消えた


なんで、泥だらけだったんだ?


トムニアさんが来たけど、白を基調とした落ち着いた服を着てきた。トムニアさんは白が似合うんだなぁ


準備できたし聞いてみるかなや


「トムニアさん、どこで待ち合わせですか?」


「花屋だよ、昨日行った」


「わかりました、行きましょう」


僕たちは細工屋を出て花屋に向かうと、花屋の前に凄く綺麗な女性が立っていた。


その姿はまるで、純真を表したよう綺麗な服だ


「だ、、誰ですか?」


「み、ミーチですよ」


昨日の方か!


「やぁ、ミーチ、、」


「こんにちは、、トムニア」


まずい凄く、凄くガチガチしてる


「行こうか」


トムニアさんが手を差し出した、けど、、


「ひっ、、」


ミーチさんの顔に恐怖が混じってる、、トムニアさんがそれを見て、凄く悲しい顔を一瞬して


「行こう!まずは学生服を買いに行こう」


僕たちを背にしてトムニアさんが歩き出して、ミーチさんの顔を見たら


凄く、、悲しい顔をしてた


多分だけど今は衣類屋に向かってるみたいだけど、話題がない、、切り出してみよう


「ミーチさん、その服綺麗ですね」


「えっ、ありがとう、、この服は花言葉をイメージしてるんだ」


あ、少し照れてる


「ええ、リナリアンって花をイメージしたんだ」


「リナリアン?」


「ええ、白いお花なんだよ。私が1番好きな花なんだ」


「そうなんですね、よく咲いてるのですか?」


「いえ、、、あまり咲いてないですよ。私も一度しか見たことないので、、」


「そうなんだ、、」


ミーチさんが少し残念な顔をした、なんとかしてあげたい気持ちが出てくる


「着いたよ、ここが衣類屋だよ」


目の前には石造りの大きいお店があった、3人で中に入った


中は凄く、広くて色々な服がある


「学生服はあっちだよ」


あっちか、3人で向かった


見てみたら学生服にも何種類もあるのかな?色々な学生服がある


「学生服は一種類しかないんだ、けどアレンジは可能なんだ」


「アレンジ?」


「うん、丈とかは自由なんだ」


なるほど、、確かによく見たら周りにはアレンジされてる服ばかりだ


「僕は普通で良いや」


トムニアさんとミーチさんが笑ってるや、なんでだろ?


「なんで笑ってるんですか?」


「ごめんね、俺らもこんな感じだったなと思ってね」


「私も、普通でいいって言ったわ」


僕に自分たちを重ね合わせてたんだね


「そういえば、2人は好きな食べ物はあるの?」


「「カウのシチュー」」


あ、トムニアさんとミーチさんがハモった


2人もハッとしてお互いに顔を見て、


「あはは!」


笑いあってる2人は影がなかった、それで確信した


この2人は、きっかけが有ればなんとかなるって


衣類屋を出て、僕はわるーいことを考えてしまった


次の店に行く途中、人が居なくなったタイミングでわるーいことを実行した


「えいっ!」


ミーチさんの手を握った、するとミーチさんが怯えて手を離したそうにしてる


僕は深追いせずにパッと手を離した、ここまで怖さが酷いのか、、ってあれ?ミーチさんをどこで見たか思い出した。僕が酒場で名指しした人だ


「ねぇ、ミーチさん?」


「な、なんですか?」


僕は、笑いながら


「顔は覚えたって言ったよね?」


って言ったらミーチさんの表情が固まった

思い出しちゃいました

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