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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
リョウの学園生活編!
39/54

39話、剣術試験とエル

足早に剣術実技会場に来た、中心で戦って高い柵の上からみんなが座って戦い方を見るみたいだ。


どうも名前はコロッセオってパンフレットに書かれている


「みんな!控室にどうぞ!番号順に呼ぶからそれまではこの部屋で待機して下さいー!」


お兄さんが叫んでる、ここで待機かぁ


ジメジメしてて、暗くて滅入りそう


そして何部屋もあるけど一部屋に何人も居る


僕も一室に入ったけど、椅子には先客が居て座れないので荷物を持ったまま立って壁によりすがった


その間にも番号は短時間で、時間はまだらに呼ばれてる


なんか番号が呼ばれる時間が早いな、、なんで?


周りの声に耳を傾けた、気になったのは僕より後に来たであろう男女の会話が聞こえる。そう判別したのは2人の足音が僕が来た方向から聴こえて偶然隣の部屋に入ったからだ


「なー、ここの試験って戦闘戦術学科の上級生を相手にするんだろ?勝てないよなー」


「いえ、今年は中級生も居るらしいよ?なんでも試験は3戦するらしいからね」


「ふむふむ、それ負けてもするの?」


「しないよ?負けたらそこで終わり。だから大抵は1回目で叩きのめされるの」


「なるほど、けど苦手な人とか戦闘魔法学科の志望者はどうなるんだろうね」


「ああ、ハナっからやられちゃう前提も悔しいから魔法を使いながら戦うらしいよ?でも詠唱魔法だから詠唱前にやられちゃうらしいけど」


「魔法は禁止されてないんだね、剣術を見るための試験なのに意外だ」


「だよね、まぁ戦い方を見るらしいのよね」


「ってか真剣でやるんだろ?危なくないのか?」


「始まる前に渡されるアミュレットがあるんだけど、それがほとんど防護してくれるのよ」


「なるほどなぁ、、けど魔法込めたら破壊されるんだよな?」


「うん、けど大魔法じゃない限り壊されないし壊そうとしたら相当な恨みがあるわよ」


「、、、無理するなよ?」


「な、何よいきなり!?」


「いや、、素直に思っただけだよ」


「えへへ、、ありがとう」


、、、凄い、甘ったるい空気が流れだしたみたい。


隣の部屋にいなくて良かった。。


「次!番号0758!タカシロ リョウ!こちらへどうぞ!」


僕を呼ぶ声が聞こえた、行こうかな!、、、母さん達で慣れてるとはいえ


なんかむしゃくしゃするし!


周りを見たらみんな塩が欲しそうだった


ジメジメした室内にいたせいか外の入り口が光ってる、出たらまわりが明るい!


やっぱ外は気持ちいいなぁ


あ、真ん中に2人立ってる


周りを見てみると、、、観客席がすごい満員なんだけど!?


「出たぞ、、あれが、、」


「ああ、魔法射的場を破壊した受験生だ」


まわりがざわついてる


マイクを持った学生が説明を開始した


「では、自前の武器でもあそこに置いてある武器を使って好きに戦って下さい。ただし殺したら無条件で失格し投獄行きです」


「後これを身につけてください」


これが言ってたアミュレットか、胸に入れた


「わかりました、これって一戦ごとに変えた方が良い?」


「そうですね、戦い方を見せるならそれが良いですが、、自分に合わない武器を使ったらダメですよ」


お姉さんが魔力をアミュレットに込めた


「あと、この防護が破壊されたら君の負けだよ。気をつけてね」


「はい!」


僕は武器の集積場にバッグを置いて武器を選ぶ


色々あるなぁ、、まずは、、槍だね


僕の身長、武器の重さ、、合う


「まずこれにします」


「わかりました、では!両者前に!」


相手は盾と剣か、相性悪いのかな?


「嘘だろ?盾持ちに槍って、、弾かれたらどうするんだ、、」


会場がざわざわしてるがいいや、、相手が構える相手は手盾を前に構えてる


僕も槍の石突に近い方を右手で持ち、左手で肩幅位の位置を持って構える


相手の前に余裕をかましてる様な感じが無い


多分普通に刺して盾に弾かれるなら!


「開始!」


僕は突っ込んだ!


まずリーチを生かして槍で突く!もちろん相手は槍を盾で弾いて自分の間合いに入ろうとする


だけどさせない!僕は相手が盾に当てて弾きたい箇所の真逆の位置を突く


さながら日時計の影に当てようとしてくる相手の真逆の位置を突く!


相手は予想外なことに足が止まる、突きに合わせようとするけどそうはさせない!当たる寸前で当たる位置を微妙に変える


当然相手は盾に当てるしかできない、無理に行ったら相手は負けるって察したみたい


でも、相手が盾を構えて突っ込んできた、相手もなかなか嫌なことをする!


盾の中心に槍を当てて止めた!相手と力比べが始まった


いつ相手が重心をずらしてくるか考えた、そのタイミングが


僕の勝機、、、今だ!


僕は一瞬の判断で順手で持った右手を少し石突から遠目に逆手に変えた!


案の定力が少し緩んだんで相手は身をかがめて盾で槍を弾いてきた


相手の剣は、、下がってる!僕を倒して剣を振り下ろす気だな


槍は勢い良く弾かれる!けどこれでいい!


逆手を順手に戻す様に槍を勢いにまかせて回す


相手が体勢を低くして突っ込んでくるが僕は更に地面を這う様に突っ込み相手の懐に入った


槍の刃の部分が地面に当たった、


石突を相手に向け、相手の喉元を狙う


相手は右手の剣を突こうとこっちに向かわせるが剣は脇が上がっており、僕は身体を回して剣を避けてタックルをした


相手はバランスを崩して倒れる、僕はバランスを整えて槍を回して槍を突きにかかる!


バランスを崩した相手は尻餅をつき、そのタイミングで相手の喉元に槍を置いた


「首、いただきました」


僕は後ろに下がり、礼をした


あれ?みんな呆然としてるぞ?


「じゅ、受験生勝利!つ、、次の在校生お願いします!」


まだざわついてるや、、、本当は足を狙いたかったが狙うとなんか卑怯な気がしたんだよねぇ、、



ーーー


「あ、あの者は、、一体、、」


「わからぬ、だがあの受験生はまともな奴は勝てないぞ、、中級生のエルを呼べ」


「わかりました」



私は先頭剣術学科の校長に言われて、本当は出る予定のなかったエルさんを呼びにきました


「エルさん、準備をして」


「多分あなたじゃ無いと勝てない受験生がきたよ。すでに1人やられた」


「ん、そんな子がきたの!?ってかその受験生と戦った人は大丈夫なの!?」


緑髪のエルさん、私たちの中でも群を抜いて剣術に長けた同級生です


「大丈夫ですよ、ほぼ無傷です」


「なら良かったぁ〜、、ってかそんな子が来たならこっちも全開でいけるね!」


いつでもニコニコして太陽の様に輝く笑顔はやはり眩しくて私も元気になります


「ええ!準備しとくね!」


準備運動しだしたエルを見て、私は元気を少しもらいました!


「あ、そだ!ありがとうね!ヤーヌ」


何事にも感謝をするエルは本当に太陽みたいです、、


ーーー


二回戦は槍が相手か、、


武器庫の武器は、、うわ、槍以外全部使い古されてて使いにくそう、、


「ねね、お姉さん」


「は、はい!なんでしょう?」


マイクを持ったお姉さんがテンパってる、なんで?


「武器庫の武器が後壊れそうなのばかりだから自前の武器を連続で使っていい?」


「良いですよ、ってか自前の武器はどちらに?」


「ここに」


お姉さんの腰を叩いて武器を見せた


「え、そのナイフ、、?」


「うん!」


満面の笑みを見せたお姉さんはナイフで戦うの?って顔をされた


僕を見てる人達もまたざわつきだした


「槍にナイフだと、、うっそだろ?」


「流石にまずいだろそれは、、」


なんて聞こえたから僕は声を出して呼ぶ


「行くよ!ブルー!マリン!」


出したナイフが光る


お姉さんが思わず綺麗、、って言ったよ


みんなもなんだあのナイフって言ってる


「、、、はっ!?両者前に!」


槍の人と目があった、そして相手が構える


「ふん、こけおどしが」


なんて言われてムッとした、から


「ねね?それ支給品?」


「そうだがどうした?」


「壊しても、問題ないよね?」


「ふっ、できるものならな?」


鼻で笑われた


「開始!」


相手が突いてくる、思わず立ち止まった


お、遅い!右手のグラディウスで槍の木の部分を切り裂いた。


相手が木の棒になり驚いてる、 みんなシーンとしてる、、


「まだ、やりますか?」


「いや、やめとこう。今の一太刀でわかった」


「無礼を許してくれ、君は僕より強い」


そして後ろを振り返り出て行った


「じゅ、受験生勝利!次の方どうぞ!」


次に出てきた左右の腰に剣を2本ずつ付けた人物に場が凍った、何故なら、、


「んー!やっぱ明るいとこはいいね!元気が出るよ!」


「エルだ、、風の踊り子のエルだ!」


「ちょっと!その通り名はやめてってばー!恥ずかしいよー!」


少し照れながら叫ぶエルは落ち着いて僕を見る


「あれ?君はどこかで出会った?」


「いえ?僕ははじめましてですよ?」


「そっかー!じゃあ人違いか、ごめんね」


明るく振りまく彼女に、笑顔で返す


「僕は気にしないよ、綺麗な髪ですね」


「ありがとう!君も綺麗な髪色してるね!黒に青が入ってる?」


「うん、そうなんだよ!」


「両者前に!」


「ふむー、、しかし、その剣はなかなかの業物だね」


「え?わかるの?」


「うん、だから、、」


ドスンッ


右腰のショートソードを2本地面に落とし、左腰につけたボウイナイフを、鞘を落としながら引き抜いた


「久しぶりに本気で、行くね?」


彼女から笑顔が消えた、、これは殺気!今までの人とは違う!しかもあの武器は何だろう?みたことない!長さはショートソードくらいだけど、、刀身が真っ白で綺麗なナイフだ


「行くよ、パールにライト!」


「負けないよ!ブルーにマリン!」


「開始!」


今思えばこれが運命の始まりだった

戦い方をイメージして書いたのですが、もしなんかおかしいところがあったら言ってください、、


あとわからない箇所も言ってください


やっと成長したエルが出ました

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