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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
始まりから繋がる学園生活に至るまで
35/54

35話、旅立ちとグレートカウ

やっと始まりました

さて、今日が旅立ちだ 、バッグを持って準備した


朝にみんなで訓練所に集まった


「さぁ、送ろうか☆」


みんなで母さんの故郷の森についた


「お待ちしてました、エルダー様」


男の人が頭を下げて母さんに敬意を表する


「マクヒ、ご苦労様でしたね」


笑顔で労うお母さんにびっくりした


まずい、お母さんってこんな反応もできるんだ、、


「さて、マクヒ、、この子を任せましたよ?」


「はっ、わかりました」


「エルダー様はいつ頃戻る予定ですか?」


「私はもう戻れません、不老以外の力を失いました」


「守護者の任を逃げてしまいましたし、、戻る気にはなれません」


「今はもう、魔力の多いただの人間です」


「、、、そうですか、わかりました」


「本音は?」


「パパと離れたくない」


「変わりに変わるものですね、、森の守護者を任された時点でわかってはいましたが」


苦笑いするマクヒが立ち上がった


「では、エルダー様、、行きますね」


「わかりました、よろしくね」


「リョウ、一度限りの人生だから楽しむんだよ」


兄さん、わかったよ


「身体壊すなよ?気をつけてな」


インティアムおじさん、、あんたら僕の身体を壊すどころか殺そうとしてたよね?


「涼」


「手筈通りに、あとは自由にしたら良い」


「わかったよ、父さん」


「リョウ、、、」


「母さん、、」


「気をつけてね、キツかったらちゃんと帰ってくるんだよ?」


「わかったよ、行ってくる!」


皆に送られマクヒさんについていく、僕は、、新しい世界に期待をする



ーーー


「行ったな、空真」


「ああ、これが親心か、、」


なんか、寂しいな


寂しさを紛らわすようにエルダーが寄り添ってきた


「あの子なら大丈夫よ、私たちの子だもの」


「だな、世界を頼んだよ。涼」


「じゃあ戻ろうか、僕たちの出来ることはしたからね」


「本当にピンチなら助けてあげないとね」


ーーーー


「マクヒさん、ありがとう」


「気にしなくて良い、今馬車が見えるだろ?あの人にこれを見せてみなさい」


渡されたのは巻物みたいな本だ


「次に、案内された所でこれを渡しなさい。そしたらあとは色々教えてくれるからね」


「わかった、ありがとう!」


馬車が来ました、馬車には人が乗っていないみたいです


馬車のおじさんが僕に話しかけてきた


「今から学園都市、イーサントに連れて行くが預かり状とかあるか?」


さっき言ってたやつだね


「あるよ、はい!」


預かり状を渡した、おじさんは読んで返してくれた!


「確かに承った、よし行くか」


馬車に乗ったけど乗り心地は良くないけど後ろから見える風景がいい


が、、しばらくして平原のど真ん中で止まった


「どうしたの?」


「すまん、助けれないかもしれない」


目の前には馬車よりでかい動物がいた


「おじさん、あれ何?」


「グレートカウって言う動物なんだが、性格はどう猛なんだ、、このままじゃ突進に巻き込まれて死ぬ、、」


「悪いが逃げるぞ!このままじゃまずい!」


馬車は反転し走り出す、さっきに比べてものすごいガタガタいってる!


これは座るより立っておいた方が良いな、、っと


この段差は12歳の時にスモールマトンにのって揺らされた時よりかは、、いいなぁ


って、、


「おじさん!グレートカウがきてるよ!」


「わかってる!けどこれが全開だ!」


グレートカウのが早い、このままじゃ死ぬ、、なら、、


「おじさん、あれ倒したらお肉美味しい?」


「はぁ!間違いなく最高級品だ!それがどうした!?」


「じゃあ、殺してくる」


「えっ?」


「来い、ブレイカー」


(あいつを仕留めれる?)


(もちろんだ、相棒)


「行くぞ!」


僕は馬車から飛びカウにめがけてジャンプして剣を脳天に突き刺すように剣を前に出した


カウは僕なんか目もくれず走ってくる!


脳天と剣が当たった、剣はまるで頭蓋骨をバターを切るみたいに滑らかに脳に刺さり、悲鳴をあげた


「ぶもぉぉぉ!」


僕は走るカウに正面衝突をしたので、威力を殺すために剣を離してカウの上を転がるように回り、尻尾から落ちた


落下したけど崖から飛び降りて慣れてるから問題はない


けど、、落下の仕方を間違えないようにしないといけないな


平原をぐるぐると転がるように地面を転がった


ある程度回ったら止まった、回ってる途中で地響きがしたから多分カウは倒せてるはずだ


馬車も無事みたいだね、こっちにきてる。おじさんは血相を抱えてるけど


「無事か!?」


「うん、全然大丈夫だよ」


「信じられない、どんな身体能力してるんだ」


筋肉痛や骨折したら父さんの剣で治されてたからね、、


ひどい時には四肢が折れて母さんが父さんに激怒してたっけか、、懐かしいな


「まぁ、色々と」


笑いながら答えるしかできなかった


さて、このカウをどうするか、、な、、


「どうするかねー、、動かしきれないぞ」


頭を悩ませるおじさんに僕は提案する


「馬車に乗せたら問題ないんだよね?」


「乗せれないんだよ、、積載オーバーだ」


「そか、、それなら」


僕は魔法をかけてカウを圧縮し、バッグに入れた


「な、何をしたんだ?」


驚いてこちらに聞いてきた


「圧縮して小袋に入れたんだよ」


「意味がわからないんだが」


「まぁ、行こう?圧縮中は腐らないからカウはおじさんにあげるからさ」


「よし行こう」


現金な人だなぁ、、


ちなみに今の魔法は父さんとクロノスさんが考案した収納魔法の一つだ


何でも、原子情報?ってのを分解して、袋に成分として圧縮するらしい


もちろんデメリットもある


袋が破れたら中身がぶちまけられるんだ


今の状態で買うの入った袋に穴が空いたら馬車の上にカウが出てくる


しかも出し入れするたびに袋がかなーり消耗する燃費が悪い魔法なんだけど、父さん曰く


何もない空間からなんか出てみろ、トラブルに巻き込まれるぞ


だそうで、、僕は知らない景色を見ながら旅を楽しんだ


次話で街につきます

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