30話、やらかしとアッパー
こっから最初よりも甘ったるくなります
はぁ、、寂しいなぁ、、
相変わらず私を癒してくれるのはエルやメルやみんなですが
エルとメルは人間社会のお勉強の為、学校に通うようにするので人間の家をお借りしたり下宿先を探してる途中です
本格的に森を出るのは多分4年後ですね、人間に警戒されない為には仕方ないです
ちなみに2人は今マクヒが保護者になって街を見て回ってます
私の成長でいま彼女たちは成長が止まってますから人間の生活に馴染めるようにはしたいですね、、
不安ですが同時に彼女たちにはいい刺激と思いますから、、一抹の寂しさがありますこれが親心なのかな、、
でも1番癒してくれるのは
「空真さん、、寂しいです」
クロノス様に空真様の声を送ってもらってるのですが、寂しくて、寂しくて仕方ないです
しかもクロノス様は意地悪なのか私の気持ちをストレートに言ってる時しか送ってくれません
そのおかげで想像も豊かになりましたが、、でも
私に対する気持ちなら他に言わず私に言いなさいよ、、バカ、、
声を伝えたかったですが、、クロノス様はできないと言われました
もどかしいです、言いたいことが積もりすぎて辛いです、、
けどいつでも、空真さんが来ても良いように次こそはクロノス、、様から脇腹を指摘されないようにしないといけません
今日も女性らしい体型維持のため、森に迷った人間さんから教えてもらったダイエットに効くという四足歩行の動物を真似た変なポーズでも耐えます!
空真さんの為に今日も頑張ります
目の前でガサガサと音がしたあと誰かがいきなり現れました
夢にまで見た空真さんがいました、え、、?空真さん、、?思わず目を見開き、自分の今してるポーズのまま、、再会しました
このタイミングは流石に卑怯です、、凄く、泣きたいです。なんでこのタイミングなんですか、、
「な、なにしてるんだ、、?」
恥ずかしさで顔の火山が噴火しました
ーー
エルダーを見た瞬間に胸が跳ねた、、けど、、
エルダー、、なんつーポーズをしてるんだ、、?
ヨガの猫のポーズかな?
思わず素直に言ってしまう
「な、なにしてるんだ、、?」
「な、ななな、な、何故ここに!?」
猫のポーズをやめて真っ赤な顔を手で隠して
「おー、ここが森か、、空気がうまいな」
「本当だねー、、この匂いも好きだ!」
レナードとインティアムがよほど美味しいのか何度も深呼吸してるや
「久しぶりだね、エルダー☆」
「えと、あの、、クロノスさま、、こちらの方々は、、?」
「我はインティアム」
「僕はレナードだよ!」
2人は軽く挨拶をし、エルダーも立ち上がって礼儀正しく挨拶をした
そして村の2人が俺を促してきた
「空真よ、早く言わないか」
「かっこいいとこ見せて」
催促されてやけっぱちになってきた、なんも考えず本心で伝えてやる!
俺は何も考えずエルダーの前に立った
「エルダー!」
「は、はい、、」
「君の子宮で俺の子供を作ってくれ!」
、、、
、、、
、、、あれ?思ってたのとなんか違う、、
左右と後ろを見たら
レナードはぽかーんとしててインティアムは頭を抑え
クロノスは何故か笑いをこらえてる
エルダーの肩が震えてる、、嬉しいとは間違いなく違う気がする
「、、ことかいて」
え?
「いう、、、ことかいて、、ですか」
、、、やらかしっ
「言うに事欠いてそれですかぁぁぁ!」
「びっふぇ!」
いつのまにか左手に太鼓用のハリセンを持って
右手で無駄がないとても素晴らしいモーションで
綺麗なアッパーを貰った、多分初めて女性に殴られて宙を飛んだ
ーーー
「な、ななな、な、何故ここに!?」
もう恥ずかしくてポーズをやめて真っ赤な顔を手で隠しました、なんて間の悪いタイミングで来るんですか!?
「おー、ここが森か、、空気がうまいな」
「本当だねー、、この匂いも好きだ!」
この方々はどちらさまでしょう?よほど美味しいのか何度も深呼吸してますね
「久しぶりだね、エルダー☆」
見知った顔を見て少し、ほっとしました
「えと、あの、、クロノスさま、、こちらの方々は、、?」
「我はインティアム」
「僕はレナードだよ!」
2人は軽く挨拶をし、私も立ち上がって礼儀正しく挨拶をしました。エルダーです。と
あぁ、この人達が空真さんの相棒と龍神様ですね
そして2人がなんか空真さんに促してますね
「空真よ、早く言わないか」
「かっこいいとこ見せて」
一体何を、、?
私の前に来ました、何故か思考が読めません!なんで!?
「エルダー!」
「は、はい、、」
硬直しました、久しぶりとかまず挨拶からで私はそれからいろいろ言った後にぎゅーしたい!凄くぎゅーしたい!
「君の子宮で俺の子供を作ってくれ!」
、、、は?この人は言うに事欠いて子供が欲しい?
、、、いや、まず会いたかったとか寂しかったじゃないのかな?しかもその告白は、、酷すぎて震えてきました
なんか凄く期待した自分が馬鹿らしくなりました
肩がプルプル震えます
言うに事欠いて、、
「、、ことかいて」
もっと寂しかったとか声が聞きたかったとか私の匂いをかぎたいとか抱きしめたいとか甘い言葉を一気にすっ飛ばしてそれ!?
「いう、、、ことかいて、、ですか」
、、、私が想像した中でも斜め下に最悪ですし流石にこれは怒りますよね?
きて、ハリセン
左手にハリセンを持ち思いっきり叫びます
「言うに事欠いてそれですかぁぁぁ!」
「びっふぇ!」
右手でとても自画自賛するレベルのとても素晴らしいモーションでハリセンで筋力強化をして
綺麗なアッパーをしました
ーーー
その告白の仕方はない




