29話、退路切断と再会
え、、ちょっと待って?
俺が子供?理解が追いつかなすぎてヤバイ
「我は、本来生まれ得ない少年って事は空真がいない本来の世界って意味と思うぞ?」
「いや、なら幼児化した俺って可能性は、、?」
なんとか、苦し紛れに別の可能性を探る。
「時をこれ以上逆行させたら他の神々にバレるかもしれないし、何より今の状況じゃ面白くなさそうだから僕が許さないぞ☆」
「最後の一言が最高に殴りたくなるわ」
「ほっほ、、いいじゃないか、1人や2人」
俺の気持ち的な問題だよ!
「ふむ、、決まった相手がいるけどもし断られた時の事を考え何人か見繕うか」
インティアムが真面目にこのルートで向かう予定みたいだ
、、逃げ道、、ないかな、、
1.インティアムに助けを求める→もう保険かけだしてるよ
2.クロノスに助けを求める→こいつ俺に子供を作らせる気満々
3.レナードに助けを求める→未知数
4.アディスタに助けを求める→もしかしたら別のルートを考えてくれるかも
3か、4だな、、!
「ほっほ、、空真の子供か、見てみたいのぉ」
はい!4番目のルート潰された
最後の希望はレナード!君だ助けてくれ
「空真さん、アリナとミストも守らないといつどうなるかわからないんだよね?」
そうだった、、3年前に皆で前に集まった時に2人を、特にミストを必ず守ると誓ったんだった!
、、、はい、逃げ道潰されました。けど違和感があるぞ?
「それ、、レナードの未来予知でなんとかならない?」
「なるけど、本音は空真さんの子を見てみたい」
レナードって言う最後の砦は最悪な形で寝返った
ほんと忘れないぞ、、
うなだれた俺にインティアムが話だした
「さて、、相手は誰かだがエルダーで良いのか?」
「あ、いや、その、、でもエルダーさんが断ったら」
不味いテンパって思考が追いつかない
「ああ、気にするな。もしそれなら何人か空真好みの女の子を紹介してやる」
さっき言ってたね、似たような発言を、、
「空真、エルダーに会って言ってみたら?」
「えっ、会えるのか?」
「うん、会えるよ☆」
クロノスが何もない空間に杖で丸を書いたらモヤモヤしたゲートが出てきた
「ここをくぐったらエルダーのところに行けるよ☆」
、、、会ったらなんて答えるべきか、やっぱムードとか必要だよな
今日の夜にこそっと1人で行くべきだよな
ってまて
「お前、なんで会える方法があるのに言わなかった?」
「え、聞かれなかったから☆」
「本心は?」
「面白そうだったから☆」
こいつ、、マジで性格がわるくなかろうか、、
「じゃあ今ならみんなで行こうか☆」
「え?みんな?」
なんか変なことを言ったよなこいつ
「たしかに、それが良いな!さすがクロノス様だ!」
クロノス、いや、、クソ神は
俺にわかるようにだけ
ニヤリ、と笑みを浮かべた
まるでその顔は悪魔の笑みというより、祭りを逃してなるものかって顔だった
このままだと、、予想した通りだと精神に深刻なダメージを負ってしまう!
皆の前で子作り宣言とか避けなきゃならないんだ
どうしても避けなきゃならない事態がここにはある
脳よ、働け!働きまくるんだ!
「いや、今ムードとかもないし夜に1人で言って告白したいんだが」
「それじゃあ誓いは不十分だからな?皆の前で宣言してこその男だ」
インティアム、お前の価値観は知らねーんだよ!
「じゃあ夜に、、」
「いうなら早い方が良いよ☆」
、、、俺の気持ちの整理時間!
「いや、みんなで空けたら警備に穴が、、」
「1日くらい問題ない」
なんだよその根拠
「ふぉっふぉっ、、、わしは残るぞい」
うう、、、嬉しいんだが、、違うよね?みんなを止めてくれないかなぁ?
なんか、頭をかきながらインティアムが寄ってきたぞ?
「とりあえず行くぞ馬鹿者」
首根っこを掴まれゲートに投げ入れられた、ちょ、ちょっと待ってよ本当に!
「インティアム、、恨むぞ、、」
なんて言いながら、、潜ると視界が森一色になった
目の前には不意打ちで目を軽く開いてるエルダーが居た
みんな性格わるい




