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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
始まりから繋がる学園生活に至るまで
28/54

28話、10年経過と未来予知

あれから10年、すっかり俺はルーメン族の村の一員になった。


ちなみに年はクロノスが一年ごとに教えてくれるしカレンダーがある


飯を食う場所や野生のヤギみたいなマトンの狩方や植物栽培を学んだり、周囲の生態系や


村の人の名前を覚えるくらいには馴染んだ


レナードもだいぶ成長し、背丈は俺たちより低いが大分雰囲気が変わったインティアムから少し離れて色々発見をして身近な事に興味を持ち出した。同じ世代からは人気者で、年上にもお兄さんやお父さんと呼んで一種のアイドルになってる


インティアムの容姿は変わらない、なんでもルーメン族は4000歳から老化をするそうだ


ちなみにクロノスはよくアディスタのとこや俺の周りをうろちょろしてる、何してるか?知らぬ、、


そして俺は毎日、、毎日、、インティアムやレナードの組手の相手をしてる、全力を出せる奴がいなかったから嬉しいらしい、、が、、


しかも相手は本気で投げてきたり溶岩剣を振り回してくるんだぞ、!白焔の細剣やスパタが無かったら死ぬかと思ったわ、、ちなみにレナードの得物はまさかの両手に手甲鉤だ


訓練中は歯を潰してはいるが戦い方はまるで獣だ、本人曰く「竜を象徴してるようで好き」だそうだ


案外充実してて楽しい、俺のいた世界より楽しい、楽しい、、


けど、無性にエルダーの声を聞きたくなるときがある


10年経っても忘れられず気持ちが強くなる


会いたい、寂しい


声を聞かせてほしい、温もりを感じたい


、、、はっ!いかん、、つい寂しくてエルダーの事を考えてしまった


、、年を追うごとに、日に日に強くなってる気がする


なんとかしたいな、、けどもうエルダーはいい人を見つけたんだろうなぁ、、悲しくなるが仕方ないことだ


インティアムは溶岩剣を最大出力の炎を出しながら素振りをしてる。


インティアムがしてる目的は、自身の魔力量の強化だ


ある時に威力のある炎を放出しまくったことがある、どうも溶岩剣には内蔵魔力があるらしく、それが切れたら


周囲にある魔素を吸い出す、魔素はこの世界じゃ酸素と変わらないみたいで枯渇すると息苦しくなったり


魔力を使うことが難しくなる


それをさせないための方法をインティアムが剣の精霊に聞くとインティアムの体内の魔力が上がれば良いらしい


なんでも周囲の魔素をすうのはインティアムの魔力が無いからだそうだ


だから毎日、ああやって自分の魔力が続く限り素振りしてるが、、


徐々に刀身の炎が赤くなってきた


「はぁ、、はぁ、、はぁ、、」


「魔力切れを起こしたな?」


「うん、お兄ちゃんが魔力切れを起こしたね」


インティアムに白焔の細剣はつかわない


なぜならこの細剣は周りの魔素を急激に減らすからだ


街中でホイホイ使えばそれだけ魔素がなくなるし、、何より


魔素切れにはもう一個デメリットがある


魔物が増えるんだ


魔素が濃いと魔物も魔素を使う技や武器は魔力が強くなる、逆に薄いと「その場で作られる魔物」は弱くなる


まぁこれだけならまだ良い、、問題は、、


答えを持った自警団員が走ってきた


「インティアム様、魔物が来ましたので完全処理しました!」


「ご苦労、今回も弱いのか?」


「はっ、いつものように弱かったです!」


「報告ご苦労、警備に戻ってくれ」


「はっ!」


魔素が薄くなると、魔物が魔素を運ぶように薄い部分に目掛けて飛んで来る


多分これが自然の循環みたいだ、魔物を殺すと魔素になり薄い部分を補完するように薄い部分に飛ぶようだ


あと、自警団ってのは村の周辺を守ってくれてる団体だ


俺も一応そこに席を置いている、一応ナンバー2だが実力で席は奪い取った


そしてインティアムは団長なので報告にきたのだ


休憩する俺にレナードが怯えながら来た


「ねぇ、空真」


「どうした?レナード」


「いまから20年後にどこで起きるかはまだわからないけど災いが起きるよ」


滞在して10年でとうとうレナードが未来予知をした


怯えるレナードを落ち着かせるように、落ち着いた態度で接する


「そか、じゃあみんなでアディスタじいちゃんのところに行こうか」


「うん、そうしよう」


「インティアムー!、レナードが未来予知したからアディスタのところに行くぞ!」


「なんだと?今から向かう!」


皆でアディスタおじいちゃん所に向かう


道中レナードがお気に入りの高山野いちごを店で数粒もらい、味わいながら食べてる


「こんばんは」


途中でレインとトーマの親子に出会った


「こんばんは、お買い物ですか?」


「ええ、この子達も食べ盛りですからね」


笑いながらレインさんとトーマさんな2人の後ろに隠れた女の子2人をよしよししながら前に出す


「アリナ、ミスト、ご挨拶は?」


12歳前後の容姿をした片方は金色の髪のセミロング、もう片方は銀色のセミロングのお互いに可愛い顔をした女の子がたどたどしく挨拶をしだした


「「こんばんは、、、」」


言い終わる頃には恥ずかしそうに挨拶をした2人はお互いに顔を俯かせる


俺たちも挨拶を返すと、金髪の女の子が髪を触りだした


どうやら髪型を綺麗にしてなくて恥ずかしいらしいな、仕草でわかった


「大丈夫だ、髪型が少し跳ねてる程度でアリナの魅力は衰えはしない」


凛と、強くインティアムがアリナに言うとアリナの顔が火山のようにボシュっと真っ赤に噴火しママの後ろに逃げた


それを見てミストは私は髪をちゃんとしたのにと言いたげにムッとしたが、ミストにレナードが話しかけた


「やぁミスト」


「レナード様」


「相変わらず綺麗な髪をしてるね、それに、、」


すんすんとレナードがミストの周りを匂い、、


「いつもの様に僕の好きな匂いだ」


なんて言うもんだから第2の火山が吹いてパパの後ろに隠れた


「レナード様のがいい匂いします、、、」


なんてごにょごにょ言ってミストが隠してしまった


ヤバイ、ニヤニヤする


「どうしたのだ?」


「どうしたの?」


レナードとインティアムがニヤニヤする夫婦と俺を見て聞いてきた


「別に、楽しみだなとね」


お前らがそれを自覚したときいじり倒してやる


夫婦もあらあら、、と娘達の成長を実感してる


「では、用事があるのでこれで」


「はい、ではまた」


親子とお別れをしアディスタの所に向かった



少ししてアディスタの元に着いた、2人と3神が集まるときは大事な会議をする時だ


村からは賢人会議なんて呼ばれてる


レナードが切り出した


「世界に災いが起きるよ、とてつもなく強い災い」


「キーワードはまた月が混ざり合ったらまた会いましょう、と、、緑色の髪をしたエルという人物」


「そして、今から20年後に3人の少年少女らは災いに立ち向かう、だけど彼女達は災いと戦うには力が幼すぎる」


「運命を変えるにはもう1人必要だ、3人を助ける少年がいる」


「運命の人間とは、本来の世界では生まれ得ない混血の少年」


「3人が負けると、天から天使が舞い降りて全てを奪い去り残るのは焦土と絶望の悲鳴のみ」


「以上、だよ」


レナードが悲しそうに俯いた


「時が近づいたらまた詳しくわかるんだけど、、ごめんなさい、、」


謝るレナードにインティアムは無言で寄り、頭を撫でた


「十分だ、流石だなレナード」


へへっとめっちゃ嬉しそうにレナードがしてるや


それから少ししてから皆で考える


「ふむ、、、」


「たぶん月が混ざり合ったらまた会いましょうは我らがあったあいつだよな?」


「だね、空真の性格を見たときだよね☆」


「書でしか見てないがあの時は流石にあの女性が可愛そうじゃったのぉ、、、」


集中砲火きてんぞおい、、、


これ以上話が飛び火したらなんか不味い気がする、話を切るように俺は俺が思ってることを発言する


「俺とクロノスは多分エルってのは誰かはわかるよ」


「うん、エルはたぶんライムリアの森の森の種族、、いや、エルフだね☆」


「つまりこのままだとエルって者たちが災いに立ち向かうが負けるってことか、、」


ただ1番わからないのがある


「本来なら生まれ得ない混血の少年って誰だ、、、?」


ホムンクルスとか、人口生命体?けど普通に考えたらまだそんなのはできないはずだからね


なんて考えてたら全員がこっちを見てる


何故かクロノスとインティアムはニヤニヤしてる


「いや、、我はわかったぞそれ、、しかも早くに」


「僕も察したよ?バカ☆」


誰がバカだ、可愛らしく言ってもエルダーには及ばないんだよ


「ほっほ、、答えを言うかのぉ?」


凄いもどかしい


アディスタはまだわからんのか?って顔をしてるんだが、、


「つまり、空真が子供を作れってことだ」


俺の思考が止まった


無自覚って怖いね

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