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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
空真の始まりのラシッピ山脈
19/54

19話、アディスタと滞在

「さぁ、ここだぞ。我らが村だ」


インティアムに案内された村は竜に人が入り混じった

所だ

竜は洞窟にいて、人は少し離れたとこに道を広くして家を作ってる


この広さ、村ってか街じゃないかな、、皆で入り口に向かう


入り口には屈強な門兵が2人立っていた


「インティアム様、おかえりなさいませ!」


「そちらの方々は何者ですか?首尾はどうでしたか?」


「うむ、最下層まで行くことができたぞ」


「今から我らが主人に報告しに行く所だ」


「おぉ、、ついに!」


「我らが悲願が叶いましたか、今日は祭りですね!」


「うむ、皆に伝えて良いぞ」


「「はっ!わかりました!」」


門兵の2人は町に入っていった、ちょ、仕事放棄じゃ、、


気にせず奥に行くインティアムに着いていく俺たち


インティアムは我関せずで街中を歩くが皆が俺らを見てる


何かしたわけじゃないが恥ずかしい


村の奥の一軒?の洞窟に着いた、インティアムは入り口で立ち止まった


「我らが村長殿、ただいま帰りました!」


気配を感じたのかレナードがインティアムの近くに行く


声に呼応するように洞窟の主が顔を出した


インティアムの時は雄々しい顔をしていたが、目の前にいるのは優しさを体現したような竜だった


「ふむ、インティアムよ」


「はっ」


「大義であった、神の名付け親になれたのじゃな」


「はっ、名前はレナードと名付けました」


インティアムの近くに居たレナードがインティアムに寄り添いながら挨拶をする


「初めまして、アディスタお爺ちゃん」


「初めましてじゃの、レナード神よ」


「ぶー!レナードでいいよ!」


あ、少しレナードがむくれた


「ほっほ、、わかったわい」


「レナード、君は龍神の地位になるわけじゃが異存はないかの?」


「お兄ちゃんと関係が変わらなければ何でも良いよ!」


「ほっほっほ、、インティアムもよかったのぉ」


「は、はい、、」


恥ずかしそうにインティアムが右手でレナードの頭を触った


レナードも嬉しそうにしてる


「問題は、そちらの神とお主やの」


俺らの方をアディスタが向いてきた


優しい顔が威圧する顔になった


ヤバイ初めて巨竜に睨まれて緊張しかしない、ガッチガチだ


「なぜこの地に来たんじゃ?」


「僕らは世界を変えるために来たんだ、僕は時の神クロノス」


「お、俺は空真です」


ガッチガチな返事しかできなかった


「証拠を見せよ、お主らは昨日までライムリアの森にいたのじゃろ?証拠を見せれぬのなら立ち去れ」


「あ、主よ!彼は私の相棒で、、」


「黙れ、お前はこやつらが何者か知っておるのか?」


「そ、それは、、」


「知らぬなら黙れ、素性、いや得体の知れぬものを招き入れられん」


「まぁ、そうだよね☆」


「でもとっておきがあるんだよね 、空真」


「クソ神、ガッチガチの俺に何しろと?」


「インティアムの黒の書と白の書を出して」


「わ、わかった。ブック」


短く右手に意識を集中し唱えると白黒の文字の下に


エル、エルダー、インティアムの名前が脳裏に浮かんだ


インティアムの文字に意識を持っていくと


ポンって音がした


目を開くと白の書と黒の書が浮かんでいる


浮いている冊子の表紙にはインティアムの文字、読むとインティアムの竜族に対する思いに妻が殺された怒り、人間に対する憎悪が書かれていた


「これがインティアムが感じた仲間や妻がされた非道な行いに対する怒りに人間に抱いた憎悪、実に燃えるような激情」


「平和な日々の大切さと憤怒が色濃く渦巻いてる、僕。は今インティアムの感情を理解した」


「さて、本題だ、、空真」


「その本をアディスタに向かって飛ばして」


「飛ばし方は?」


「相手に右手を向けて行けと念じるんだ」


「わかった、行け!」


黒の書が一気に飛んでいきアディスタの頭に当たった


「ぐ、、!なんだこれは!?」


本はアディスタにあたりと消えるように中に入っていった


少しすると竜が驚きの声を上げだした


「これはこの村の主しか行けぬ場所、なぜお主らが!?いや、これはインティアムか!?」


「僕らは未来を変えるもの、今の未来は本来の未来」


「空真、白の書を同じようにアディスタに」


俺は白の書をアディスタに投げた


同じように白の書は入っていき、アディスタは平穏を取り戻した


「ほぉ、、なるほどのぉ、、」


「い、一体我が主に何をした!?」


明らかにインティアムは動揺してるや


「大丈夫だよ、さっきまでの戦いとかを見せただけだから☆」


「インティアムよ、かの者らを迎え入れよう」


「我が主よ、いいのですか?」


「いいも悪いも、かの者たちは我らの未来を救おうとしてるようじゃ」


「ときに時の神、クロノス殿」


「始祖龍アディスタ、なんだい?」


「次にどちらに向かわれる予定なのか教えていただきたい」


「んー、たぶん行き先は指定できないけどドワーフか魔族のところじゃないかなぁ?」


「儂は未来は見通せぬが現状の世界の状態はわかる」


「今森の種族と我らルーメン族と人間族以外はやっと生まれたばかりじゃ、今行くのは世界の秩序に問題が起きる」


「せめて300年後に行って欲しい」


「むー、、たしかにそうだねぇ、、なら仕方ないね☆」


「え、クソ神、どういう事だ?」


「今魔族とドワーフのとこに行ったら世界の基盤が壊れかねないってこと」


「なるほど、つまり行く先が無いってことか」


「そうだね、人間の国に行くにはまだ少し早いしね☆」


「行くあてがないならここにしばらく滞在しないかのぉ?」


「我が主人よ、良いのですか!?かの者は人間ですので我らの時間感覚ではすぐ老化しますよ!?」


近くにいた近衛兵の立場であろう人が進言をした、、が


「かの者は老化では死なぬよ?」


この一言で驚いたが引き下がった


「うん、よくわかったね☆」


「彼を注視すればわかりますぞい」


「なら、我はぜひ村に歓迎したい!」


えっと、俺抜きで話が進んでる


「とりあえず、俺は自分の空間があるならなんでも良いかな、、、」


「きっまりぃ☆」


まぁ、行くあてがないならそれも良いかな、、?

こっから少しスローライフです

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