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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
空真の始まりのラシッピ山脈
17/54

17話、蛇と相棒

インティアムが虫をなぎ払い終わったんで着いていく


「よし、最下層だ、、頼むから死ぬなよ?何度も戦ってるが俺だけだとまだ勝ててないんだ」


インティアムが構える



目の前には蛇がいる、カタチ的にはタイワンハブとかだな


アナライズアイで解析をしてみる


名前はアークスネーク、牙に即死毒あり

強靭、牙に刺さらず飲まれても体液は麻痺毒の為ゆっくり溶かされる


弱点は炎だが赤、黄色の炎なら耐えれる


、、初めての巨大な敵にしては強すぎない?


アークスネークは間髪入れずインティアムに口を開けて襲いかかる


インティアムは避けれないと察したのか剣で兜切りにしようと振りかぶった


牙が当たるギリギリでジャンプして鼻先を叩いた


が、蛇の方が強く鼻に剣が当たると口が少し閉じたがインティアムは蛇の加速を受け流せず空中で回転してる


自分で回転してるわけじゃ無いから着地がまずい気がする


「インティアムに届け、雪結晶の陣!」


インティアムに雪の結晶があたり結界ができた


結界ができた瞬間にアークスネークは振り返ってその勢いで回転するインティアムを吹っ飛ばした


普通ならミンチになる速度で壁にインティアムがぶつかったが、壁は無傷


光の膜が消えてインティアムが構える


「ナイスだ空真、あれだけのことをされて全然痛くないぞ!」


あ、俺はこのままだとアークスネークに喰われる


自分の死に際のターニングポイントが見えた、雪結晶の陣を自分にかける


案の定蛇がこっちにきて牙を立ててきた


結晶のおかげで痛くはないが恐怖はある、蛇も違和感を感じたのか力を緩めたので下がって距離をとった


蛇怖いな、護身用武器とかだすべきか、、?


いや、脳裏に電撃が走った


剣とか防具を出す必要が今あるのか?


確かクソ神は着火する際にイメージしてと言った、なら、、


風を俺に纏うイメージ、、イメージ、、そして固定化!


周囲に風が舞う、俺の周囲だけ軽い竜巻が起きてる


風の中の原子を眼鏡で見る、相当頭が痛くなったが成分は地球と同じみたいだ


なら、、酸素と窒素を分けれるかな、、


あ、体内にいる精霊が手助けをしてくれてる


試しに指先で着火したら火の勢いが上がった


成功か、なら酸素の塊を圧縮、圧縮圧縮、、


俺はそれを蛇が噛み付こうとした際に下がりながら酸素を口に飛ばす


蛇の進行ルートを酸素濃度をこれでもかとあげる


「いまだインティアム!なんも考えず思いっきり火を飛ばせ!」


「お、おう!」


「サンシャインウィンド!」


蛇に飛ばした黄色い炎は俺の巻いた酸素をふんだんに吸いまくり


青の炎になり蛇を燃やした


「キシャァァァァァ!」


蛇が口の中も燃やされ一瞬でオーラが消えたから即死だな、周りに被害がないよう窒素で酸素を包んだからこっちに火は飛ばなかった、が


それをみてインティアムは驚愕している


「な、何をしたんだ?」


俺は詰め寄られ、言葉に詰まる


「、、、俺はインティアムを力を支援しただけだ、コンビプレーみたいなものかな?」


我ながら変な答えをした気がする


「コンビ、、コンビ、、、コンビ、、、」


ワナワナとインティアムが震えてる


「コンビか、良いな!我はずっっと1人だったから憧れてたんだ!」


予想外の反応にびっくりした、条件反射で答える


「俺は火を強くできるからね、理由はあまり聞いて欲しくはないかな。動きを合わせて結界も張れるし相性は最高だと思うよ」


もうインティアムさん満面の笑みだよ、クソ神


これは良かったのか?


ー僕は空真のやることに口は出さないさ


、、そうだったな、なら、、


「よし、、、相棒、奥に行くぞ!」


「その前に右手をグーにして突き出して」


「、、、こうか?」


俺はインティアムが突き出した右手に、俺の右手をグーにして付き合わせた


「やったな、相棒」


俺の一言にインティアムがなんか震えてる


「俺らのうまくいったときの勝利の合図にどうかなと思ったんだがどう?」


「最高だ!これは勝ったら絶対しよう!」


ああ、自分で振っといてなんだが、、なんかいいなこれ


感動するインティアムと一緒にアークサーペントだった残骸を通り越して奥に歩いた


奥には祭壇があり、祭壇に止まるように白いモヤモヤしたものがあった


「こ、これは、、」


「これは名前を付けられてない神が原型を作れない状態なんだよ」


インティアムの後ろにいつのまにかクソ神がいた


問答無用でインティアムが振り返ってクソ神に兜切りをした


「あ、あっぶないなぁ!?」


溶岩剣は擦り抜けて地面を軽くえぐってる


クソ神は当たらないがビビってる


、、、エルダーの後遺症かな?


「こいつは気にしないで良いよ、多分このもやと同類だから」


「つまり神ってことか!?」


「無礼を働き大変申し訳ありません」


膝をつき、こうべを垂れてクロノスに敬意をはらうインティアムに何故か笑いが出た


「いや、これ普通だからね!?」


「へー、知らなかったよ」


「一番に知るべきことを知らないなんて空真は僕を崇めないの?」


「クソ神を崇める気はない」


「ひどい!?」


「崇められるような行為をしてないだろうが!」


クソ神とぎゃーぎゃー言い合ってると明らかに狼狽するインティアムがどうして良いかわからないみたいだ


少し時間が経ってからクロノスが対峙する


「さて、インティアム」


「はい、クロノス様」


「先程教えた通りに、かの者に名前を言ってあげなさい」


「はっ、わかりました」


インティアムは敬礼し祭壇に向かう、そして白い靄の前で立ち止まり


「あなた様の名前はレナード、そう名付けたいと思います。良ければ現界を、悪ければそのままでお願いします」


白い靄が光り出し、どんどん成形されていく


目の前にはインティアムと同じ髪色をした裸の子供がいた


男臭いけど、これも良い

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