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神と紡ぐ異世界改編記  作者: nobady
空真の全ての始まりとライムリアの森
11/54

11話、クロノスの成長とプレゼント

やっとこの小説の色が出だしました

「ありがとうございます」


エルダーがお礼を言って胸から離れた


しばらく胸にいたから離れたら少し寂しい、かな


エルダーの仕草を見ると同じ気持ちみたいだ


「空真、試しに右手に力を集中してブックを出してみようか」


「エルとエルダーの黒い本をだして。白の本を今は出したらダメだよ」


「何でダメなんだ?」


「白い本は僕たちが関わって変わった世界の本だからだよ、見てもエルダーの過去と現在しか見れないんだ」


「ってことは今のエルダーの気持ちがわかるんだね」


エルダーにむかって言ったら白い本は出さないでと懇願された


「まぁそうなんだけど白の書は作られてる途中だから完成しないと意味がないんだ」


「黒の書は完成されてるからね」


「なるほど、わかった」


「こうかな?ブック」


言葉にして念じると、脳に白、黒とエル、エルダーの文字が浮かんだ


黒に意識を集中しエルとエルダーに意識を持っていくとポンって音がしたので目を開ける、すると黒い本が2冊目の前に出てきた


まず表紙を見る、2冊とも俺の右手の周りを漂うように浮かんでる


一冊手に取る、表紙にはエルとしか書いてなかった


黒い本を開く、先程見た光景が文になり、1ページごとにびっしりと書かれている


「文字は見た事ないのに読める、、」


エルの生まれ方、ある男と出会ってから盲目的な恋をして

さらに男に裏切られて反転堕ちして魂が擦り切れるまで詳細に書かれている


俺が読みたびにクロノスが少し光る


「これが愛情、裏切られた悲しみと故郷を燃やされた怒りと悲しみと反転した感情か、、僕は今エルの感情を理解した」


エルの書を閉じるとスッと書が消えた


「消えた?」


「役割を果たしたから空真の中に戻ったんだ、必要ならまた出せるよ」


次にエルダーの書を手に取りぱらぱらとページをめくる


書にはエルダーの生い立ち等はエルと一緒だが仲間を強い守りたい気持ち、そして目の前で仲間を失う悲しみと無力感と孤独感が強く書かれていた


「これが仲間を守りたいと思う仲間意識、反転した際に起こる感情変化」


「さらに目の前で仲間を殺されて失った時の自分の非力から来る喪失感と孤独。僕は今エルダーの感情を理解した」


「ありがとうエルダー、君のおかげで成長できた」


「どういたしまして」


頭を下げるエルダーに喜びを見せるクロノス、なんかムッとした


あっ!多分今の感情をエルダーに思考を読まれた、これは、、まずい


エルダーが顔を隠してニヤニヤしてる、俺は少し顔が赤い。それを見てクロノスがニヤニヤしてる、殺したい


「俺の言えた義理じゃないがそう何本も剣を出して良いの?」


「うん、念じて出せるのは空真の内側の力を具現化したものだからね」


「そういえば逃げるときにも聞いたが俺の内側の具現化、、?」


「分かりやすくいったら空真の力や感情が剣になるんだよ、落葉剣は空真が逃げたいって気持ちが出たから具現化した剣なんだよ」


「つまり、強い感情や意思が力になる」


「それは俺は剣以外の物が作れるか?あと出したのは誰かに渡せるのか?」


「わからないよそれは、試してみたら?」


「わかった、確かめてみようか」


エルダーを守りたい気持ちを本心で願うと、まるで言い慣れたように言葉を発していく


エルダーって、なんかドレスが似合いそうだなあ、、ウェディングドレスとかパーティドレスを着たらどうなるのかな


「俺の思いを形にしたい」


声に出して形にしようと念じると口が何度も言ったことあるような既視感を感じるフレーズが頭に浮かんできた


それを言葉にする


ーー「我は時を重ね時を止める者、我が求むはエルダーを守る力」


我に応えよ!純白の舞踏衣(ホワイトパーティドレス)


目の前から出てきたのは純白のパーティドレス


、、、剣じゃないしこれは色々まずいかも


エルダーがこっちを見て凄い嬉しそうにしてるがクロノスは、、


「エルダーにそんなん着て欲しいんだ?」


やめてくれ!エルダーはめっちゃ可愛いし、結婚ドレスやパーティドレスならどれが似合うだろとか考えて

それを体現してしまった俺に追い討ちかけるな!って感情が読み取られ、、


「ふふふ、与えるしかできなかった私が初めて与えられる側に、、、しかも結婚って、、早いのになんでこんな嬉しいのでしょう」


あ、手遅れな上にエルダーが嬉しくてドリップした


これ、エルと同じ顔をしてるから間違いない


妄想に浸ってるよ


「エルダー、受け取ってくれる?」


「はっ!?あ、ありがとうございみゃす!」


あ、不意を突かれて語尾をエルダーが噛んだ


耳までエルダーが真っ赤になってる、やっぱ可愛いしからかいたくなる


なんで恥ずかしがってるの?って


「はうっ、、、あまりいじめないでください」


エルダーが悶え出した、声聞こえてるんだったな。これ以上は少しお預け、、可哀想だからやめとくかな


「うう、、ずるいです」


少し時間を置いたらエルダーが落ち着いたんで服を渡した


エルダーが受け取ると急に光り出し色が変わる


純白のドレスはエルダーの髪と同色の生地になる


「あれは新たな持ち主と認めた証だね、けど空真が渡す意思がない限りは空真のだよ」


わかったよ、あと解析してみたいな


あのドレスがどうなったか


「俺は全てを解析し知りたい」


ーー「我は時を重ね時を止める者、我が求むは全てを知る力」


我に応えよ!解析する眼鏡!(アナライズアイ!)


空間からチェーンの付いた片眼鏡が出てきた、ガラスには綺麗な十字線が付いている


俺は十字線の焦点をドレスに向けると頭にガツンと情報が入ってくる


名前は梅雨明けの歓喜、エルダーに帰属


能力はエルダーの能力の負担、疲労、体調不良、外部からのダメージ耐性

私生活における服の汚れ、返り血の洗浄化

植物の育成の補助に改良と土壌の浄化

服に精霊が宿る、精霊は上記の能力の補助と着替える際の補助をする


服に魔力を込めたら一部をコピーできる、その際に服は他の人の私物ならその人に帰属する


エルダーが念じたらコピーの能力を剥奪することもできる


、、、えっ、エグいのが出来上がってない?


「君はなかなかやらかしたね」


「こうなるなんて予想外だよ!」


エルダーはじっと服を見つめてる


「ふふっ、、今日だけで夢みた願望がかなっちゃった、幸せすぎて夢なのかな?あ、これは夢ですか?でも夢なら悲しすぎます」


「あれ?あなたは?」


しばらくエルダーが何もないところでぼーっとした後に言葉を発した


「着てみても良いですか?」


「僕はいいよー!」


「そのためにあげたんだ、着てみて」


エルダーがローブを脱ごうとして止めた


「あの、、クロノス様はともかく空真様は後ろを向いてください」


なぜ?と思考が止まったが理解した


男としてのマナーだよな、これは


顔が熱くなりながら慌てて後ろを向いた。


後ろを向いて少ししてから後ろでローブが落ちる音がした


「ねー、なんで僕はダメじゃないのー?」


「神様ですし、恋愛対象でもないしみられて恥ずかしくないですから」


「何気にひどくない!?それに観る価値のある体をしてな「死にたいようですね?死にたいんですよね?神様と言えど死にたいんですよね?うんって言ってください、言いなさい?頷くだけで私は全力でそれを手助けしますから?」


後ろからすっごい恐怖を感じるんですが!?特大地雷を踏んだあの馬鹿を殴りたい位ある、けど少し羨ましい


「こわい、空真!助けて!」


「自業自得だクソ神、罰を受けろ」


無慈悲な一言でクロノスを突き放した


「助けてくれないならこうする」


いきなりケツに針を刺された衝撃が来た!思わず飛び跳ねる


「いってぇ!何するんだクソ神!?」


振り返らず目を開けてクソ神にブチ切れた


だが視界には、、エルダーが居た、後ろ向いてたはずなのになんで!?


「クロノスマジック☆」


目の前にロープを脱いで着替えていないエルダーの姿


白のきめ細かい肌


胸はHカップ位ありそうなのに形も良く、出るとこは出て出ないとこは出てない抜群のスタイルの良さに思わず視線が外せない


エルダーの顔を見たら、、顔が笑顔でフリーズしてローブで体を隠してそのまま木の後ろに行き、少ししてから梅雨明けの歓喜を着て出て来たけど、、笑ってるのに


ニコニコしてるのに後ろに般若が見える


「道連れね、空真」


あ、これ俺はクソ神に嵌められたな

エルダーさん、たまーに抜けてやらかします


だれか梅雨明けの歓喜に似合う言いやすそうな外国語読みを教えてください、、


次話は骨組みができてるので早めに送れます

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