10話、恋愛ビギナーズの暴走と重要な魔法
修正誤字多くて泣きたい
俺は観測が終わり意識が戻った、目の前にはエルダーが頭を差し出したままだが頭を撫でられるのが好きなのか少し嬉しそうにしてる
やばい、エルと似た現象が起きた。けど何かが違う
異性として抱きしめたい衝動に襲われる、エルダーさんを助けたい
彼女の孤独な運命をなくしたい
彼女をこんな悲痛な運命から守りたい
いや、絶対俺が守るいう
決意に似た同情が産まれた、エルダーさんを守りたい
そう頭で考えていると、エルダーさんが俺の胸に飛び込んできた
「貴方様のお気持ちを汲みました、その気持ちが同情でも私も誰かに守られる側になってみたいし、私は正直に言うと一人で森を守れるか不安でした、、」
「君の思う行動をすると良いよ、その感情も僕と空真の成長に繋がる」
俺は無言でエルダーの腰と背中に両手を持っていき、優しく、軽く身体に押し付けた
マズイ、初めて自分と同世代の異性を抱きしめた
今まで異性とはあまり関わりがないんだった
暖かい、髪が綺麗で凄いすべすべしてる
俺はガチガチのポンコツになってる、エルダーから凄い良い香りがする
「ふふっ、、初めて同士ですね」
「だ、だね、、」
心臓の音、聞こえないよな、、ってこれか!エルが言ってたのは!?
「にゅふふ、いいことを聞きました」
俺の胸に耳を当てだした!エルダーそれはまずいって!
「すっごく鼓動が早いですねー?なんでですか?」
「そ、、そりゃあ、、」
そりゃあこんな可愛くて肌が綺麗で何より守りたい女性が目の前に居て心臓が早くならないはずが、、
ってしまった忘れてくれ!?慣れてないから心を読まれるのを忘れてた!
本心で言ったから余計に恥ずかしい!
「、、、、、」
あれ?エルダーはなぜ無言?
「初めてをもらいすぎて嬉しくてどう反応したらいいかわかりません、、バカ」
バカって言われたけれどもトーンでわかる、エルダーが物凄く喜んでるみたい、
ぐっ、、そう言われたら俺もなんか嬉しい気持ちになる
しかもバカのいい方がめっちゃ可愛くて会ったばかりなのに余計に可愛く感じてしまう
しかもエルダーも俺も恋愛ビギナーみたいだから加減がわからない
エルダーが心が読める分、同情が欲望のままに長年にわたって恋人みたいなことをしてる気がしないでもない
「しかし、初めて異性の胸に抱かれましたがエルが好きになるのも納得です」
どういうことだろうか、俺の胸に魔力でもあるのかな?
エルダーが俺の胸辺りを鼻ですんすんと匂いを吸った後に顔をうずくめる
「魔力はありません、ただ貴方様の匂いはとても落ち着くのです」
、、、名前で呼んでほしいな、あと様付けはなんか嫌だ
「わかりました、く、、空真さん」
名前を呼んだ瞬間に恥ずかしいのか語尾になるにつれて声が小さくなってた
可愛い
エルダーが無言で胸にうずくめながら首を横にイヤイヤと小さく振った
「長いねー、そんないいの?」
エルダーはまだ抱きしめられたい?そうなら頷いて、もういいなら首を横に振って
エルダーが無言で首を縦に振ったんでクソ神に返事をする
「エルダー、まだ俺が抱きしめたいからこのままでいいかな?」
「く、空真さんが言うなら仕方ないですねっ!」
「わかったよ、天然タラシ☆、、でもなんで呼び捨てにしたんだろ?」
これでクソ神にはエルダーじゃなくて俺が抱きつきたいって思わせれた、女の子にそんなこと言わせるのはなんか嫌だったからね。クソ神の呼び方にイラっとはきたが
「ありがとうございます」
エルダーが小声でお礼を言ってきた
大丈夫、エルダーは1人じゃないしピンチの時は助けに行くし守るから
この一言で同情が決意と誓いに変わった
、、くさっ!エルダーごめん忘れて!?臭すぎて本当に恥ずかしいランクの最上位に位置づけされた発言だったから!
「ふふっ、、私は覚えておきますよ、そんなセリフは初めて聞きました。どれだけ初めてをくれるのですか、、」
顔をうずくめてるが声のトーンが最初の声より少し高い、嬉しさを前面に出してるみたいだし多分顔もエルがココの実を飲んだ時みたいな顔をしてるだろうな
「むっ、、今は私以外のことは考えないでください」
少しむくれたエルダーの頭を右手で優しく触りヨシヨシした
ごめんね?
「許します」
でも、俺とエルダーが会話したことはクロノスには内緒だぞ
無言で首を縦に降るエルダーと俺をみてクロノスが我慢できずに声を上げる
「ねー、何を考えたのー?」
誰がいうかバカ
「教えませーん」
「エルダーが機嫌がいい、、まさか!?この天然タラシはまたやらかしたのかい??」
「やらかしてないわ!」
とりあえずこいつには悟られるわけにはいかない!
クロノスがやれやれ、、と肩をすくめた
俺はエルダーを抱きしめながらクロノスに切り出す
「で、俺は実体化できるなんて聞いてないんだが?」
「これは力がある程度強い力の前で出来ることだからね、僕個人の力で出来てるわけじゃないから言えないよ」
「そうか、ならなんで実体化した?」
「それはね、空真に一番大事な魔法を教えるためだよ」
「実体化しないといけないほどの?」
「そう、とても大事な魔法だよ」
クロノスが左手に黒い本と白い本を出した
「これはブックって魔法でね、空真が右手で触ったらその人の本来の未来が観測できるんだ!」
「僕と君の中に同じ原本ができ空真が読めば僕は感情を理解する、一つの感情より何個も同じ感情の書を手に入れれば僕はそれだけ感情が渦巻き成長する」
「黒い本と白い本の意味は?」
「黒は本来の未来、僕たちが来なかった未来が書かれている。白は変わった未来、今から始まる物語だよ」
おもむろに白の本を開き見る
「ほぅほぅ、、、エルダーはこの抱擁が忘れられず空真の事が大好きにな「リトルアースガーデン!」うわぁ!危ない!」
地面からからせり出て来た土がクロノスを生き埋めにしようと襲いかかる、思わず反対側に飛んで避けたみたいだが顔は相当びっくりしている
「女心をなんだと思ってるんですか?神様と言えでも攻撃しちゃいますよ?」
俺の胸の中で明らかに怒ったエルダーの声がする
「もうしてるよ!明らかに殺意が高いしダメージを負わせるどころか生き埋めにする気だったよね!?」
「生き埋め?実体がないクロノス様は大丈夫なのでは?」
「大問題だよ!実体化出来なくなるんだよ!?」
ん?なぜ実体化出来ないんだ?
「僕たち神は地面に足をつけてるという"認識"で立つことが出来るんだ、つまり地面の中にいたら地中に居るという認識に変わる。」
「僕たちは姿をあらわす以上、その世界のルールに縛られてしまうから今の攻撃は危ないんだよ。殴るとかなら部分だけだから実体化しなければ問題はないんだけどね」
「なるほど、それは申し訳ありません。ですが、、同じ過ちをされたらまたします」
「わ、わかったよ...でも女心ってなんだろ?」
なんだろと考えるクロノスを尻目に俺は顔を更に真っ赤にしてしまっていた
だって、鈍感な俺でもわかる、目の前のエルダーは俺が大好きになる、、、?まさかね?でもそれが異性だとしたら、、
思考が止まりだした、まずい、、こんな可愛い美女が俺に、、けどそれだったら凄く嬉しい、、な
「〜〜〜っ!クロノス様のバカァ!」
そんな反応されたら困るんだが、思ってることが確信になっちまう
エルダーのオーラを見た、はい、、最初に見た青色がガッツリ桃色だよ
「穴があったら入りたい、、」
顔を俺の胸で隠すがわずかにみえるエルダーの耳が真っ赤になっていたのと胸から伝わるエルダーの顔がすごい熱かった
エルダーさんは普段は真面目で優しいかたですが初めての感情にふりまわされ大分やらかしてます
あと、次話を投稿したら少し更新が遅くなるかもしれません、、遅くなったら申し訳ないです、、




