第43話⬜ヘルウインド2
「てめえら流れ者の冒険者に負けたってのは一体どういうことだ?」
「すいませんゴルドさん!女2人なんで油断しました」
「はあ?女2人に負けたって?このフヌケ!!冒険者は、なめられたら終わりなんだよ!!」
5人はゴルドに蹴り飛ばされた。近くにいた男がゴルドに進言する。
「ゴルド、こいつらだって中堅どころだぜ。それが、こんな一方的にやられるなんて何かあるんじゃないのか?」
「そんなに言うならシルバ、お前が行って様子見てこいよ」
どうやらゴルドがリーダーでシルバは2番手のようだ。渋々シルバは10人ほど連れて部屋から出て行った。
クノッソスの一番外れ無料解放区
「いやーただなのはいいけど、ずいぶん外れだね。ほとんど町の一番外じゃないか」
「まあホテルでもいいんだけどね。せっかく馬車兼家があるんだし、ここでいいじゃないの。それよりゼンまた問題起こしたんだって」
「問題って、しょうがないじゃないよ。こんな可愛い子連れてりゃ、みんなやっかむに決まってるさ」
「かわいいねえ。ん〜それはしょうがないわよね。製作者の腕がいいからね。でも町の有力者なら、また文句言いに来るんじゃない?」
「ん〜、まあ、必ず来るだろうな。しかし、せっかくダンジョン都市に来たんだし潜りたいな〜」
「マスターちょうどそのヘルウィンドが来たみたいですよ」
ぞろぞろとヘルウィンドが10人ばかりでゼン達の場車を囲む。
「お前がうちの連中を可愛がってくれたってなー」
「それにしても女は2人じゃなかったのか?8人もいるじゃねえか。しかもみんな同じ顔だぞ」
「それでヘルウィンドさん。何の用 かな」
「なあに、ほんの挨拶のお返しだよ」
ヘルウインドは俺たちを前にしてそれぞれが棍棒を構えた。棒で殴って痛めつけようということらしい。
プラム達2人に負けたのに10人ぐらいで何とかなると思ってるのか?それとももっと強いのがいるのかな。
「それじゃあ今度は7人全員で相手してあげなさい」
「なめるなー!」
ガイン!ガイン!ガイン!ガイン!バキバキバキバキ
10人いたけれども、やっぱりさっきと変わらないないな。多少さっきよりもマシかな。
1分も経つとほとんど相手は地面に転がっていた。残っているのはリーダー格の男と、もう一人だけだ。
「くそ何なんだこいつら!異様に強いな」
「シルバさん、まずいぜ。騎士団が来た」
遠くから鎧を着た男たちが20人ほど走ってくる。あれが騎士団か。
シルバ達はよろよろしながらすぐにその場を立ち去って行った。騎士団は その後を追いかけていった。2人残ってこちらに話を聞いてきたからそのままのことを答えた。
「またヘルウインドの連中か。腕は立っても素行が悪すぎる!」
騎士団の口ぶりから言うと評判が良くないらしい。これで表立っては襲ってこないかな。だが安心して迷宮探索はできないかな。
「迷宮探索は何人かここに残していかないとだめだな」
「ゼンイチ達を全員出せば大丈夫でしょう」
「うーん、しかしエミリーに何かあったら困るしな。イチゴ達はどう思う?」
「それでしたら私たち7人にお任せください さっきのヘルウィンドが35階層まで到達しているのなら、その下あたりまでは私たちだけでも十分いけると思います」
「なるほどね」
今回はイチゴたちにある程度迷宮の方は任せる事にした。




