第41話⬜今後の予定と宴会
エルダンの港まで1号船を2号船に引いてもらい何とか帰ってきた。クラーケンは2体ともストレイジに入っている。
「じゃあなガーシー。達者でな。クラーケンは冒険者ギルドにおいて来るよ」
「今回は世話になったな」
俺たちはこぶしを合わせて挨拶をした。クラーケンはガーシー組が倒した物としてギルドに報告される。
役に立てて良かったと思う。町に帰ってエミリーと相談しよう。
「おかえりゼン。無事で良かったわ」
「新兵器役に立ったよ。お陰でクラーケンに大打撃を与えられた。商売はどうだった?」
「うふふふふ、かなりの利益が出たわ。魚は安く売ったんだけどね。他に売り手がいなかったから独占状態よ」
「ふ~ん。まあ良かったね」
「あと火をつける魔道具もたくさん売れたわよ」
商売がうまくいったのかエミリーがほくほく顔だ。イチゴたちは自分たちの出番がないとブーブー言っていた。
「それで次はどうする?そろそろ次の町に行くかい」
「そうね。ここから南へ20kmぐらい行くとダンジョンの町クノッソスというところがあるわ。そこに行ってみない」
「ダンジョンかー。いいかもね」
「うまくいけば古代のアーティファクトが手に入るかもしれないわ」
「ふ〜ん。アーティファクトね〜。何か見つかるといいな」
とりあえず今夜はここに一泊して明日の朝出発することにした。
クラーケンは冒険者ギルドに預けてきたが俺がぶっ飛ばした足1本はもらってあるので、これで何か料理を作ろう。
単純にイカをバター醤油もどきで焼いてみた。なかなかこれはこれでいける。イチゴ達は食べないから2人では十分すぎる量だ。
1種類では寂しいのでイカの明太子もどきバスタを作ってみた。これもいいんじゃないかな。
「あなたの料理本当に美味しいわね。これは食べたことがないわ」
「そうか?俺の故郷の料理だよ。似せて作ってみた」
なんてやってたら向かいの店で飲んでた連中が匂いを嗅ぎつけてやってきた。
相手に酒をもらって、こちらは料理を出して結局大宴会になってしまった。まあ、こういうのもたまにはいいか。
「なんだ、かわいい姉ちゃんがたくさんいるじゃねえか。みんな同じような顔しとるの」
「マスター、こいつ、ぶちのめしていいですか」
「いやいやせっかくだから、お酌でもしてあげてください」
「そうか姉妹か?それにしてもええの〜」
ピーチの尻を触ろうとしてすっ転んて踏みつけられていたおっさん。ベリーに抱きついて肘打ちで眠らされるおっさん。
ろくな奴がいないが、まあ楽しくやってるからいいのか。イチゴたちも酔っ払いの扱いが上手いな。お店の手伝いをしていたのが生きてるようだ。
真夜中まで飲んでいたので、朝早く起きることはできなかった。
朝食兼昼食のサンドイッチを食べて、それから町を出発した。




