第36話⬜再会と裁定
エミリーが生きてる!やった!やったやったやった!!初めてアシュラ神に感謝した。
俺はイチゴとともに町の南へ向かってひたすら走っている。
「マスター良かったですね」
「うん。あのアシュラ神が教えてくれるなんてびっくりだよ。」
「町の南5キロメートルなら、この辺りですが。」
「うん。」
俺たちは走るのをやめて森の中を歩き回った。
「時々、魔物がうろちょろしているが昨日のような大群でいるというようなことはない。
「エミリー!どこだー!」
「エミリー様ー!」
「ここよー」
声のする方へ行ってみると木の上からエミリーが手を振っていた。
「よかったエミリー!本当に無事で良かった!」
「もうどうにもならなくて、転移して逃げたんだけどさ、こっちにも魔物がいて木の上で隠れてたんだよ」
木の上から飛び降りてきたエミリー を抱き止めて俺たちは喜びあった。
その後 アルカスの街へ帰ってきて 馬車の修理を始めた。
「これじゃあ最低3日はかかるわね。」
「まあ魔王軍もすぐ攻めてくるってことはないだろう。ゆっくりやろうよ」
「ええ、そうね」
その後俺はアシュラ神に採点部屋へ呼ばれた。シャチー様のことかな?
「ゼンよ!この度の戦い ご苦労であった。」
「あなたのおかげでシャチーも勝つことができたわ」
「それはおめでとうございます」
「グギギそこでお前に褒美を渡そうグギギ」
異界で戦っていたシャチー様はデュポーンに勝利したようだ。時間の流れが違うのでどのくらいの間戦っていたのかわからないが勝てて良かったと思う。
ただとんでもなく遠くで戦っていたので戻ってくるまでには相当な時間がかかるようだ。
シャチー様は戻ってきても、こちらの世界には来られないそうなので会えそうにない。一度お会いしてみたかったが残念だ。
俺への褒美は金塊とアシュラ神の槍をもらった。それからもう戦わなくてもいいという自由を得ることができた。
死ぬまで戦うと思っていたので本当にびっくりした。だが魔王軍はまだいるので引き続き戦うようには言っておいた。
他の者はどうなったかを聞いてみると、俺を含めて75人まで人数は減ったようだ。
だが残っている者はかなり強くなっており、それぞれ部下もいるようだ。これからの戦いにはある程度余裕が持てるようだ。
何しても自由を得られたのは大きい。これからのことをエミリーと2人で考えることにした。




