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末期的世界の救済者  作者: チャッピーミイタン
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第35話⬜捜索

疲労困憊していたが、そんなことを言ってる場合ではない。みんなが避難してるという教会の方に行ってみた。しかしどこにもエミリーの姿はなかった。


町は半分ぐらいが壊れているが無事な家も多くあった。まさかどこかの家にお世話になってるのか。いやそれはないな。ほとんど交流がない。


しかし遺留品も死体も見つからないのだから、どこかに五体満足でいるはずなのだが。俺はもう1回馬車の周りを探すことにした。


見つからない。何にも手がかりがない。日が暮れてきたので俺はインベントリからサンドイッチを取り出して食べる。これもエミリーが作ってくれたものだ。食べてて自然と涙が出てくる。宿屋も閉店状態なので毛布を取り出して馬車の近くで寝た。


翌朝魔導人形から手がかりを得ようとしたが、町の中にいた者は損傷が激しく俺ではどうにもならなかった。


仕方がないので共に戦った者で無傷なイチゴに魔力を注いだ。


「マスターご無事で良かったです。」


「うん、お前だけでも無事で良かったよ」


その後今の状況を説明した。


「私は町の中を捜索します」


「うん、俺も探すよ」


俺は考えをまとめようと馬車の片付けを始めた。車輪と屋根の部分が壊れているが彼女の仕事場は無事たった。


特に変わった所はないようだ。うん?何か光ってる?何だ?


四角い箱の上に大きな魔石があり、それが青く点灯している。何だろう?こんなのあったっけ?


う~ん。分からない。何の魔導具なんだろう?これは俺ではどうにもならないな。


エミリーのことで頭がいっぱいだったがシャチー様はどうなったんだろう?何処かへ転移したようだったけど。


『ゼンよ!今回はご苦労だったな!』


「はっ、アシュラ神様!シャチー様はどうなったんですか?」


『今、異界で戦ってるわ』


「あれから丸一日たっていますが」


『グギギ時間の流れが違うのだ。まだ戦っておるグギギ』


「俺はどうすればいいですか?手伝いに行きますか?」


『いや、お前はよくやった。もう休むがよい。追って沙汰をする』


「はっ、分かりました」


『そうそうあなたの連れ、その町の南5キロメートル辺りにいるわよ。』


「えっ!ありがとうございます!」


俺は喜び勇んで走りだした。

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