第33話⬜激闘
オレとエキドナ以外は両軍共に100メートルほど下がリにらみ合う。
相変わらずエキドナは空中に浮いている。立派な角がこめかみのあたりから2本生えている。顔は美人だが恐ろしい顔でこちらを睨んでいる。背中には二対の羽が生え絶えず羽ばたいている。両腕にはガントレットのようなものをはめている。真っ赤な長いドレス着て足は見えない。
相手は宙にふわふわ浮いてるので何とかまず地上に降ろさないと勝負にならない。俺はやりをかまえて、どうしようかと思案する。
だが答えが出ないまま相手の攻撃が始まった。すごい勢いで空気の塊のようなものがたくさん降ってくる。地面に無数の大きな穴が開く。
俺は素早くそれらをかわして、やり先からウインドカッターを連発する。お互いすべてをよける。
エキドナのドレスの中から液体が高速で飛んで来る。
「なんだこれは!」
土が泡立って溶けている。溶解液か!よく見るとドレスの下から尻尾が出ている。
くそう。どうも先手を取られっぱなしだ。何とかしなくては!インベントリから投擲用の槍を出してエキドナに向かって投げつける。10本ぐらい投げたがかすりもしない。
今度はガントレットから赤い霧のようなものが、さっきの空気弾のように無数に降ってくる。あたりはすぐに真っ赤になった。
あれ?なんか体がしびれてきたぞ。これ毒か!!まずい!!
「ウインドストーム!」
「アンチドート!」
すぐさま赤い霧を吹っ飛ばす。さらに解毒も行った。何とか攻撃を当てなくては!
「ファイヤーストーム!」
「サンダーストーム!」
エキドナの羽が燃えて雷魔法が当たった。すかさず槍を投げる。1本命中!エキドナの下半身に刺さった。
「おのれ!!」
エキドナは地上に降りて下半身に刺さった槍を抜くとドレスの下から長い尻尾が出てきた。何だ!こいつは下半身が蛇だったのか。
着地したと思ったら、すぐさまこちらの間合いに入ってくる。なんていう 速さだ!
ガントレットの2段攻撃が来る。俺はそれ槍りでいなした。しかしエキドナの尻尾の回転攻撃をもろに食らってしまった。
「うああー!!」
10mは吹っ飛ばされゴロゴロと転がりやっと止まった。口から血を吐く。
「グハッ!おのれー!」
すぐさま立ち上がろうとするが体がなかなか動かない。土魔法で応戦する。
「ストーンランス!」
石の槍がエキドナの尻尾と左肩を貫く。
「ギャー!!」
その後はゼロ距離での打ち合いになる。相手はガントレットで連続攻撃してくる。こちらはやりで応戦する。
ドガガガガガガガガガガ!!
双方血まみれになるが最後に俺の槍がエキドナの 腹をとらえた!
「これでおしまいだな!」
「おのれ!!」
その時急 俺の目の前に黒い影が現れた。




