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末期的世界の救済者  作者: チャッピーミイタン
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第24話 アンデット討伐

シャチー様が来てからというもの毎日がてんてこまいだ。大きな赤ちゃんができたようなものだ。きっと子供が出来たらこんな風になるのだろう。


シャチー様が来て一週間が過ぎた頃大事件が起きた。また新たな魔王が動き出したのだ。


今度の魔王はアンデッド!グレートスカルと言うそうで問題はその数だ。この前の獣魔王より圧倒的に数が多く総勢10万体程の集団のようだ。


このアルカスの町にもアンデッド軍団が迫ってきていた。その数5000!早速冒険者や騎士団が戦いの準備をして 続々と出撃していく。俺も魔導人形達を連れて戦いに出発するところだ。


「やっとわらわの出番が来たようだな。軽く実力を見せてあげよう」


「シャチー様が強いのは知っていますけれども相手は5000体ですよ。大丈夫なんですか」


「誰に物を言っておる。屍の5000など物の数ではないわ」


大丈夫かねこの人は。5000体もいるのにどうやって戦うつもりなんだろう。何か強力な魔法でもあるんだろうか。


アンデッド軍団は北の方からゾンビやスケルトンやグールなどを中心とした 部隊が迫ってきていた。


町の北側は道もあるがほとんどが山だ。騎士団と冒険者たちは簡単なバリケードを作ってそこに陣取っていた。


こちらの数は300程度だ。まともにあったらとてもかなわない。バリケードの中に立てこもって防戦するのが作戦のようだ。


アンデッドには光魔法が有効なようだだが完全に破壊すれば動かなくすることはできる。なかなか厄介な相手だ。


俺たちは飛んで街の北側へ移動していた。なんとシャチー様も飛べるのだ。背中から白い羽が生えて凄いスピードで目的地へ迫っていた。


シャチー様の羽は左右合わせても長さ2メートルほどでとても体を全部支えられるようなものではない。だが悠然と飛んでいる。全くどういう仕組みになっているんだかさっぱりわからん。


まあ俺は魔力で飛んでいるんで背中に羽など生えなくても飛べる。そういうふうに考えればシャチー様も魔力で飛んでいるのかな。


なんて考えてるうちに目的地へ着いた。俺たちはバリケードの前へ降り立った。


「みんな、わらわより前に出るでないぞ」


「シャチー様何をなさるつもりですか?」


「見ておれ。なんにしようかな?なんにしようかな?カエルさんになれー!」


2、3ポーズをとった後呪文を唱えた。は?何そのふざけた呪文は。そう思った瞬間前にいたアンデッドは全て大なり小なりのカエルになっていた。


なんだこの魔法は全く意味が分からないが敵は全部カエルになってしまった。その数およそ3000匹!


「うむ成功だな。こっちでも使えるようだ」


「シャチー様このカエルたちは元に戻ったりしないんですか」


「わらわの力を超えるものがいるなら戻れるかもしれん」


なるほど魔法が得意と言ったのはこういうことだったのか。それにしてもとんでもない魔法だな。


山ひとつ向こうの平地に敵本陣が約2000備えているらしい。俺たちはこの後そちらへも向かうことにした。


10分後敵本陣の前に俺たちは到着した。一番大きいものはドラゴンのゾンビで約全長30メートルぐらいのが1体。


あとは10メートルぐらいのが20体程。残りは人型のサイズがその他大勢になる。こちらの方が本陣だけあって大型を揃えているな。さてどうするか。


「今度はゼンの手なみも見たいものだな」


「分かりました。今度は私たちが行ってみます」


エミリーに教わった空間魔法アナザーワールドを使ってみよう。この魔法は相手を異空間に飛ばす技だ。


「アナザーワールド!」 


小さいのはほぼいなくなったな。しかし大きいものが20体ほど残ってしまった。


「見事だゼン。さすがだな」


「残りを倒してまいります」 


「わらわも手伝うぞ」


魔導人形イチゴたちが大型のアンデットを壊しにかかる。俺はドラゴンゾンビを倒しにかかった。


「ファイヤーストームトルネード!むうん!うおー!」


やつが燃え尽きるまで炎をあぴせ続ける。3分後ドラゴンゾンビは消滅した。


「ふう、やっと消えたか」


「危ない!お猿になーれ」


「どうしたんですウキィウキウキウキーー!」


何が起こったんだ一体?ドラゴンゾンビを倒したと思った瞬間に俺は猿になっていた。


どうやらシャチー様がやったらしいが・・・そうか、もう一体のアンデッドが俺を襲いに来たのか。


それを助けようとして俺もシャチー様の魔法を浴びてしまったということか。


危ないところを助けてもらったのはいいが猿になるとは思わなかった。さてどうするか。


「ウキィウキーウキウキウキー」


「マスター何というお姿に!シャチー様なおしてください」


「アハハハハハハハ、意外と似合うぞゼン、分かった今なおしてやる」


「ウキィウキウキウキー」


「何?待てと言うのか?」


これぐらいの術自分の力で破ってみせる。むうん!うおーーーーー!!


ボン!


「はぁはぁはぁ破れた。はぁはぁ破れたぞ」


「ほう。大したものだなゼンよ。わらわの魔法を破るとは。褒美だチューしてよいぞ」


「何言ってるんですかあなたは」


「お前がエミリーとしているやつだ。わらわにもしてよいぞ。ほらほらほらー」


「何を言ってるんですかシャチー様。マスターから離れてください」


「お人形風情が口をはさむでない」


「「「はさみますー」」」


みんなでかついでシャチー様はアルカスに運ばれて行った。


アルカスの戦いは大勝利だったが他の町は負けが多かったようだ。明日からは他の町の奪還作戦に参加する事になるだろう。

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