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夏生詩集3

P音

作者: 夏生

言いたいことは

やまほどあるが


言いたいこと

その1

P音でかきけされる


一寸前まで

P音の下は下のことで

くだらないことで

あるいは大人の事情ってことで

他愛ないことだった


今は何か違う


世の中どうかしている

つぶやく度にP音にのまれる


言論の自由

表現の自由

あるはずなのに


酷いものが流れてくる

醜いものが流れてくる

のに

自分の言葉にP音がのしかかってくる


言うな、言ったら捕まるかもしれない

今は罪でないとしてもいつか…

おそれは震えながらP音を鳴らす


言葉が事切れたように聞こえた







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