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never say never  作者: ちぇるめぇ
私の日常
4/20

覗きはいけません

――――――――――――――



「舞桜、さっき告られてたっしょ」



家に帰る途中、親友の日向(ヒナタ)が突然そう言っ た。


突拍子のない言葉に驚き日向に目をやると、日向はニヤニヤ笑いながらこちらを見上げていた。



「いいねぇ、モテる人は。卒業式に告白されるとか、ロマンチック~」



そう言うと、日向は更に笑みを深めて私の腕を ツンツンっと肘で押してきた。



……いつみてたんだこの人。



――今日は、私の通う中学校の卒業式だった。

確かに私はその帰り際に呼び出されて、同じクラスの男子に告白されたけど……。


その時は日向に待っててと言ったはずなのだ が。



「まさか、覗いてたのー?」



私は日向の手を退けると、その童顔を軽く睨み つけた。


日向は悪びれる様子もなく、ヘラっと笑う。



「嫌な言い方しないでよ。見てないけど異性を呼び出す理由なんて一つしかないでしょ?」



独特の砕けた口調で話しながら続ける。



「まあ、どーせまたふったんでしょ」

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