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never say never  作者: ちぇるめぇ
私の日常
3/20

興味ないんです

私は、恋というものがよくわからない。





夏川ナツカワさんっ!好きです、付き合ってください!!」



このクラスメートの山田?山本?



さっき呼び出されて、私はこの人と共に屋上に来ている。



深々とお辞儀をされ、すっと右手を出された。



これは世で言う告白なのだろうが、私はそこでドキドキも、嬉しさも微塵も感じない。




俯いた顔まで確認できないけれど、髪から除く 赤い耳は可愛いどころか、


タコだ。


としか思わない。




反応に困った私は、できるだけ優しい笑みを浮 かべ、ぶりっこして可愛い声を出し、こう返した。




「顔上げて。




私恋愛とか興味ないの。だから付き合えない。ごめんね?えーと、山田君」



私がそう言うと、山田君は少しだけ目を潤ませてゆっくりと顔をあげた。



そして、




「………吉野です」





とだけ弱々しく言うと、どこかへ消えてしまっ た。

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