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べっぴんさん
「ひょおう!?」
あまりにも気が緩んでいた私は、すっとんきょうな声を上げてしまった。レディが何てことを。
心の中で恥じつつ私は後ろを振り返った。
……うわ、美人。
そこには、少しだけ驚いた顔をした美人さんが立っていた。
驚いた顔をしているのは私の間抜けた声からだろう。
そんな彼女はすぐにパッと笑顔になると口を開いた。
「貴方、外部の子?」
「え…………
あ、う、うん!!そう!!」
その笑顔があまりにも綺麗だったもので、私はつい反応するのに遅れてしまった。
ていうか、本当に美人さんだ。目鼻立ちがくっきりしていて、真っ赤な唇は笑うと綺麗な弧を描く。肌とかスベスベしてて頬ずりしたくなる。
彼女は私の大声に再びびっくりした顔をすると、真っ白な歯を見せて笑い出した。
「そっかそっか!!そうなんだ!!」
私を真似てか、声を大きく張り上げる美少女。
そんなに大きかったか。
なんか恥ずかしくて、私は唇を固く結んだ。
女の子は笑い声を静めると、にこりと柔らかく微笑んだ。その顔があまりにも綺麗だったため、ついどきりとしてしまった。




