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詩集

夜の海に溺れる深海魚

作者: 蒼山詩乃
掲載日:2013/09/07

静かな夜はいつも愛おしさを運んでゆく

水中から見る星空も寂しくて


滴る雫、切れた透明の糸も全部

私はまだ直せると思っているの


綺麗で素直な言葉を探している

でも雨にまみれてまだねえ見えないの


消えそうな震える声をまだ持ち続けている

這いよるヒトデもまだ会いたいって言っているから

だからまだ私も諦めたくなくて

でもわからなくて下を向いてしまう


暗闇の底へ……


夜の中で空気の泡を作っては壊して

わざと触っては弾かせた


目からの違和感もまだ収まらなくて

矛盾と空を歩いているようで


ふわふわと落ちてゆく

重力と浮力の重さに耐え切れなくて


雨粒、深海の中で溺れる私に

救いの手ももう差し伸べられないから


逆さまの傘、水たまり

少しずつ私が壊れてゆきそう

まだ引きずる幼気に見える自分と

夢の中までも


手を握りたくてでも

叶わないから住処に潜った

そして水を涙で湿らせて

明日を選ぼうか

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