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清い人

作者: 秋葉竹




(短歌十首)


そらの色

教会に鳴るしあわせの

鐘に震えて聖域を模す



海面を

盛り上げるように白鯨が

祈りにも似た息吹を吹き出す



街角で

ちいさな悪魔がギター弾き

むね刺すうたが天使を堕とす



イメージが

違う深夜の君の声

少女のようにはじけて笑う



明るげな

ひとが俯く目の中に

つい悲しみを探す雪の夜



すき透り

青い空までたちのぼる

煙みたいに悪を消したい



から過ぎる

カレーを食べて涙より

もっと痛めな汗をかこうか



待ち合わせ

なんてしたのは久しぶり

特徴的な帽子が浮いてる



とんがった

心の奥の底にある

罪を恥じてるやわらかな目が



清い人

みたいというのが褒め言葉

だなんて知らない無垢な目をして








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― 新着の感想 ―
[良い点] 街角の小さな悪魔の歌、、 実はその人が天使、清い人だった そのやわらかい目のメロディーに 堕天使が恋をしてさらに恋に落ちた そんな物語を感じます。 辛さに涙をするより痛めの汗をかこうか…
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