1話
魔族。それは人間と古くから敵対し、主に人に害を成す種族の総称である。個々が非常に強大な力を持つ反面、力に溺れやすい者が多く協調性に乏しい。
それ故に多くの場合多数の人間と少数の魔族が争うことになるであろう。
討伐を目指すのであれば魔族1人にあたり、最低5人以上の兵士を対峙させるのが望ましい。
-参考文献-
〜種族考察散文:魔族編〜
「では皆の者。会議はこれにて本日は終了とし、我輩はこれより寝屋に向かうである。
各自 自由にして良い。では解散せよ。」
「は!」「承りました。」「りょうかーい。」
「おやすみなさいませ。」
広間に集まった様々な種族。多種多様な者が集まっており統一性は皆無であった。
それぞれに繋がりがあるとするならば、それはそこに居る者達のほぼ全てが魔族であること。そして逸脱した力を持っていること。
そして彼の者の眷属であるということであろう。
強大な王の元、魔族と人間が生活をする暗がりの国『エルガニア』の王にして偉大なるエルダーヴァンパイアの一柱、ただ1人であの勇者を退けた魔族の英雄。
その名は…
「今日もよう喋ったぞ…我輩皆が元気すぎてついていけぬな。 他国への侵攻計画なんぞ承認できようもあるまいに… 我輩を癒してくれるのはすやすや棺くんver253号だけじゃな、おやすみ…」
英雄ケーニス。御年978歳である。
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「ふあぁ…よぅ寝たわい……………
ところで…ここどこじゃろうか。我輩の部屋は…?」
そしてケーニスは寂れた墓場の棺から目覚めたのであった。
「我輩の城は…?」
残念ながら彼の目には城も見当たらなかった。
とある素敵なゲームやってた時にインスピレーションが浮かんで書き始めました。
エタらないようにだけ気をつけませう。
最低週1投稿を目指しまする。
感想とか貰えると元気モリモリ森鴎外なのでよろしくお願いします。