ローラースケートドッチボール③

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路々浦『フフッこれで4年生チームの内野は残り3人。我々6年生チームはフルの12人か。これは勝負あったかな？』

単平『調子に乗るのも今のうちだ！！

すぐに俺たちの実力を思い知らせてやるぜ‼︎』

再び4年生チームにボールが渡る。

単平『よしっやっと投げられるぜっ‼︎

喰らえぇッ‼︎ ISSCショットォーッッ！！！』

バチバチバチィッ‼︎‼︎

6年生『うわぁぁッ何ィッッ⁈一投で6年生3人をアウトにしただとォッ⁇！』

6年生『お、落ち着け！マグレだ！マグレに決まってる』

単平『ヘヘッやりィ！マグレなんかじゃねぇぜ！もう一丁喰らえっ‼︎』

バチバチバチィッ‼︎‼︎

6年生『うわぁぁぁっまたッ⁈』

路々浦『…なるほどな。たしかにこれはマグレなどではない。ボールに強烈な横軸回転をかけることによって可能となった必殺ショットということか。ISSCショット…一石三鳥ショットの略と言ったところかな？』

単平『うっ…そこまでお見通しとは…さすが番長的な存在だぜ』

路々浦『フフ…だがもう見切ったよ。君の球筋は。このボクに2度も必殺技を見せたのが運のツキだったね』

単平『み、見切っただと…ハッタリだ！

ハッタリに決まってる…‼︎』

単平『喰らえ！ISSCショットォーッ』

ボールは6年生2人にヒットし、最後に路々浦を捉える。

しかし、路々浦の足が回転軸を完璧にとらえ、逆方向の回転をかけて止めることにより回転を相殺する。

単平『な、なんだおォッ‼︎』

路々浦『フッISSCショット破れたりかな？』