桂子・トラウマ
伸介は仕事帰りにフィットネスクラブに通っている。プールで泳ぐのだ。水泳を続ける基本的な理由は
糖尿病対策だったが、通い続けるのにはもう一つ理由があった。彼が受けているレッスンと、そのインストラクター、桂子の存在だ。その桂子と飲み会で手を固く握り合う男。その男の一言が伸介のトラウマを呼び起した。
1999年執筆
糖尿病対策だったが、通い続けるのにはもう一つ理由があった。彼が受けているレッスンと、そのインストラクター、桂子の存在だ。その桂子と飲み会で手を固く握り合う男。その男の一言が伸介のトラウマを呼び起した。
1999年執筆