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『幸せ』を掴むまで  作者: 峠 凪
第 2 章
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7, フォスフィライト家〔 Ⅰ 〕

泣き疲れて寝てしまったようで翌日ふかふかのベッドの上で目覚めました。フォスフィライト様にはご迷惑をおかけしてしまいました。

早速フォスフィライト様に謝罪をしに行かなければと思っておりますと、侍女と思しき方が入って来ました。 私と目が合いますとひどく驚いた様子で部屋を飛び出していってしまいました。どうしたのでしょうか?





☆ ☆ ☆





私が泣き疲れて寝てしまいました日から5日経っておりました。そのため、侍女様が驚いて飛び出し、お医者様とフォスフィライト様を呼びに行ってしまわれたのです。そんなに長く寝ていたように感じる要素がないため私も驚いております。

お医者様からの診断で私は栄養失調及び、寝不足や過度の疲れからくる高熱だったそうです。体が楽であるため熱があったことにも驚いていますが、どちからというと現在の状態に驚きが隠せません。実は今、私はフォスフィライト様の膝の上に座っています。



☆ ☆ ☆



フォスフィライト様が侍女様に呼ばれ来てから直ぐのことです。侍女様がベッドの上から移動しないよう仰っていましたので、大人しくベッドの上に座っていました私と目が合いますと直ぐに抱きしめられたのです。体重をかけていらっしゃっていないのか重くなく、フォスフィライト様は急いで来て下さったのか少し汗をかいていらっしゃり、息が上がっていらっしゃっています。初めて抱きしめられどうしたら良いのか内心焦っていますとお医者様がいらっしゃり診察がしにくいと仰られてからフォスフィライト様は私を膝の上に座らせたのです。驚いているうちに診察が終わり高熱があったことを知り皆様が慌てていらっしゃった理由を知ることが出来たのです。




☆ ☆ ☆




これ以降暫くフォスフィライト様と寝食を共にする事が私が寝込んでいる間に決定しておりました。また、フォスフィライト様が過保護になったような気がする物事が多々おきるようになったのです。


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