表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我が作る世界に意見は求めん!  作者: SHELLY・BOSS
第1章・世界を創ろう
4/37

#3神が作るのか?

少しずつ更新していきます┏●

年末の大掃除が終わって、腰が痛いです(笑)


お楽しみ下さい┏●

縄張り争いをしている両軍の大将2人を噴水から

取り出した結果、戦場になっていた森は静けさと恐怖に満たされていた。


「なぁリン。俺は確かに水の外へ出したよな?なのに世界に2人がまだ居るんだ?」


間違いなく、俺の足元に人形サイズの大将2人が

転がっているが、創造した世界を写す噴水の中には同じ人間が黒焦げで倒れている。


「神様が世界の人間を、水から取り出すとその人間は、様々な死に方をします。見たところ雷に打たれて死んだのでしょう。神様が人間を水から取り出す、つまり人間の魂を取り出すのです。」


「なるほどな・・・だから世界に体が残ってる訳か。」


不思議で仕方ない。

噴水から取り出して、この小さな体を踏み潰すなりするのかと思ったが、取り出したのが魂だとは・・・

つまり俺が蒔いた種は魂だった。

神が世界に魂を蒔いて、体は噴水が作る。

それが世界の仕組みって事でいいだろう。


─────────────────────


「縄張り争いをするなんて、話し合いで何とかできないのか?」


「失礼ながら神様。この人間達には言語がありません。神様の頭はカラッポですか?」


こいつ・・・無表情で言いやがった。

バカにした様な、煽るような表情では無く()()()で!!

それが冗談でも無く、本当に不思議に思っているようで更に腹が立つ。

ここは、怒りを堪えて大人になろう・・・


「ホントに失礼だな。言語かぁ・・・どうすればいい?」


「簡単な事です。言語とゆう概念をもつ神を作って、人間達に教えれば良いのです。」


「神を作る?誰が?」


「無論、神様です。」


そう言うとリンは赤い屋根の自分の家へと歩いて行った。

慌てて追いかけると、家を通り過ぎて何も無い所に足を止めた。


「こんな所で止まってどうした?」


「それでは神様。第3の試練です。腕時計下部のボタンを押してください。」


「また試練か。ポチッと・・・」


ボタンを押すと地震が起きた様な、グラッとした感覚に襲われて膝をついた。

不快な感覚が収まってヨロヨロと立ち上がると

目の前に青い屋根の家が出来ていた。


「いつの間に家なんか出来たんだ・・・?」


「先程の神様を襲った感覚は神力が半分近く消費されると起こる、疲れのような物です。今押したボタンは神の住まいを出現させるボタンです。中に入りましょう。」


半分近くも消費したのかぁ。

あと半分でまた気絶・・・

考えるのはやめておこう。

リンに続いて家に入って見ると、様々な言語で書かれた本が所狭しと本棚に入っていて、さながら圧縮した図書館の様な家だった。

部屋の中心で足を止めたリンが振り返って、


「それでは神様。言語を司る神の容姿を想像してみて下さい。声に出さなくても結構です。」


容姿ねぇ・・・

メガネをかけてるのは鉄板だろ〜

隙がなさそうなシルエットで、それでいて女性らしい体付き・・・

あっ!リンみたいな硬い感じじゃなくて、もっと優しそうな口調だといいなぁ〜


「なぁ、これになんの意味があるんだ?ただ妄想してるだけのように思えるけ・・・ど?」


途端に意識を引きずり込む感覚になって、歯を食いしばって耐えていたが、結局また倒れて気絶してしまった。

気絶する直前に、柔らかい何かが頭の下にあったような・・・


「ふふふっ。可愛らしい方ですね・・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ