#07戦闘と対話
アイスクライマーの即死コンボを練習しています(笑)
そろそろ新しい物語を描きたくなってきました。
花を咲かせるか、全く別の物にするか迷っています。
お楽しみ下さい┏●
よろしければ、本文の下部より評価と感想をお願い致します┏●
至る所で悲鳴と絶命の音が響いている。
こんな時に救いの手を差し伸べるのが神の仕事だろう?
何故現れない?
何故悲鳴が止まない?
答えは簡単だ・・・神など居ない!
我々人間は騙されている!
そうとも知らずに知識ある我々に逆らう・・・
我々の考えに泥を塗る・・・
そんな人間は・・・消えればいい!
「お頭ぁ〜。俺もそろそろ逝ってもいいですかねぇ〜?」
「好きにしろ。今回は皆殺しだ。帰ってから血を拭き取るのが条件だ。」
「へへ・・・へへへへ・・・お前らぁ運が良いぜぇ・・・俺にぃ殺されるんだからよぉ・・・ひゃはははは!!!」
ジョーカーが使うのは短剣。
何の変哲もない、ただの短剣を使うには理由がある。
刺した時の感触と返り血を浴びたいからだ。
「そぉりぁ3人目ぇ〜!!」
喉を1突き、腹を切り裂き、心臓を抉る。
早くも全身真っ赤に染めながら走り、次の獲物を狙う。
「神荒らしの血狂いだー!」
「5人がかりでも止められない!もうダメだー!」
血に染ったジョーカーは誰にも止められない。
例え短剣が折れようとも、歯で、爪で、使える物を活用して必ず殺す。
「次はお前だぁ〜!33人目ぇ〜!」
ガシンッ!
べキッ!
「誰だぁ〜?あれぇ〜?俺の手ぇ・・・曲がってるじゃねぇかぁ〜?」
「これ以上人間を殺すなら、オレ達が引き受けるぜ?」
悲鳴のする方に走って行くと、血塗れの男が短剣を手に殺しまくっていた。
俺はそれを目の当たりにして、動けずに居たんだがサキとサユは男目掛けて一直線だった。
「ミサキ!ユミ!怪我人の手当てをしてくれ!リンとリユは住民の避難誘導を頼む!ヨウコは避難所の作成と手伝いを頼む!」
俺はそう言ってサキ母娘を見る。
「誰かは知らねぇがぁ〜邪魔すんなら敵だよなぁ〜?」
「母上。後ろの男・・・アイツがリーダーのようです。」
「あぁ。サユはコイツを。オレはあの男を相手する。」
サキは口調が昔に戻り、サユは硬い口調になっていた。
俺が暇つぶしのついでに2人に稽古を付けて貰っていた時、真剣になった2人は今と同じ口調だった。
マジにならないといけない相手って事だな。
「嬢ちゃんが相手なのかぁ〜?美味そうな血を持ってんだろうなぁ〜!」
そう言うとジョーカーはサユに切り掛るが、腕だけで短剣を止める。
神の肌は人間には傷付けられない。
「アンタは俺が相手するぜ?かかってこいよ?」
「俺は創造神を自称する、そこの男と話したいんだが?」
ユウキを真っ直ぐ見ながら言うと、無警戒で歩いてくる。
サキが止めようとするのを目線で止めて、俺はドブの様な心を持った、神荒らしのリーダーっぽい男の話を聞く事を決めた。
「人間が俺に話をしたいなんて、久しぶりだな。」
「お前も人間だろう?それとも神か?俺達は神など信じない!お前が神なら殺すだけだ。」
「あの男を見てみろよ?自慢の短剣が素肌で止まってるぞ?」
「へぇ。お前達を神と仮定してもいいが、どうやって俺達を止める気だ?殺すか?」
「出来れば俺達の話し合いで解決したいんだけどなぁ。」
「甘いな・・・これをやるよ。」
上着のポケットから小さな玉を出すと、俺に投げてきた。
普通に両手でキャッチしても何も起こらない。
「これは何だ?人間の食べ物か?」
「海の底に沈んだ都市から取ってきた物を、ウチの者が研究して改良した物だ。何でもありえない量のエネルギーが溢れているみたいだ。」
「ただの玉にしか見えないけどなぁ・・・」
あれ?
手が熱いんだけど?
「熱くなってきただろ?その玉は太古の生物の睾丸らしい。絶滅する前に取り出し、神を殺す恨みを込めた代物だって話しだ。」
海底の太古の生物だと・・・
サキとミサキが倒した半魚人の事か?
アイツらがこんな物を持っていたなんて・・・
「身に覚えがあるようだが、そんなに持ってて良いのか?自分の手をよく見ろよ?」
俺は玉を持つ手に視線を移した。
煙が出て、変な臭いがする。
間違いない。神の手が焼けてる。
「いい事を教えてやるよ。その玉の成分を抜き出して刀と銃弾を作ってある。その手を見る感じ、作った武器はそれの約30倍の威力はあるぜ?」
俺は玉を地面に投げて、後ろに飛び退いた。
完全に神を殺しに来ている。
今、目の前に居るコイツからは余裕と殺意が滲み出ていた。
このままじゃサユが危ない。
そう思って見てみると、身体中に小さな切り傷を付けたサユがジョーカーと睨み合っていた・・・




