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我が作る世界に意見は求めん!  作者: SHELLY・BOSS
第2章・発展と破壊に向けて
29/37

#01戦争の火種

第2章の始まりです。

冒頭の文章はフィクションですので┏●


お楽しみ下さい┏●

世界は2つに分かれている。


神の言葉を信じて、世界の平穏と繁栄を望む者たち。

神は虚像と罵り、神から世界の奪還を望む者たち。


自ら陸を割り、両者の(いさか)いと差別は止まることは無くなった。


ある者は言う。

「我らの生活を築いたのは創造神だ!」


ある者は問う。

「我らから奪ったのも創造神だ!」


世界の至る所で問答が、差別が。


「何が信仰心よ?アンタなんか救世主に八つ裂きにされたらいいのよ!」


「神を信じないですと?いやはや・・・それはいけませんな。こちらで洗礼を・・・・・・」


世界は2分され、人の心もまた分けられる。

神が仕組んだことなのか・・・

はたまた、虚言で操っていることなのか・・・


誰も知らず、誰も見ず、誰も思わず、誰も疑わず。

創造神の意思か、救世主の意思か。

我々に出来る事など、もう無いだろう・・・

静かに終焉を迎えるとしよう・・・

創世記の記述 第1巻 巻頭より



「俺もそろそろ引退かなぁ・・・」


「まだまだ。私達の面倒を見てもらわないと。」


リンはあの日から口調が柔らかくなった。

でも、怒った時と娘には昔のままだ。


「お母様。創造神様。こちらをご覧下さい。」


リンと俺との娘、リユが書類を持ってきた。

リンの厳し過ぎる教育で、両神に敬語を使う子供になってしまった・・・


「後で目を通すよ。ありがとうなリユ。」


頭を撫でてやると、子供らしい笑みを浮かべる。

めっちゃ可愛い!!


「ママが見てない時に、お菓子あげるからな。」


「ありがとうパパ。でも、ママに心の声、聞かれてるよ?」


リンに聞こえないように小声でやり取りするのを、冷たい目で見られていた。

心の声を聞くのは神同士ではノイズがあるらしい。

何故か俺の心の声は皆に筒抜けである。


「またリユを甘やかして・・・なんでユウキはそうやって甘やかしてばかりなの?厳しく育てて立派な補佐神にしようとは思わないの?ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!」


こんな時は抱き締めるのが1番だ。

ここ10年で学んだ。

リンが落ち着いた所で、10年の歳月を少し思い出す。


いきなり神になれって言われリンと出会い、下界を作り、神も作った。

あの日、リンの思いを聞いた俺はそれを受け入れた・・・までは良かった。

そこからリンの押しの強さと、俺の心の弱さで子神が出来た。

リユは礼儀正しく育ったが、母親がリンなんだよなぁ・・・あと10年もしたら俺にビシビシするんだろうなぁ・・・


こんな事を考えていると、顔がいい匂いに包まれた。


「ねぇ〜パパ。アタシの胸、育って来たでしょ〜?」


ミサキとの子神、ユミだ。

ミサキに知識を叩き込まれて今では、神と人間の構造の違い、神は人間に発情するのか、を知りたいようだ。


「相変わらずペッタンコだよ。ミサキに怒られるからあんまり抱きつかないようにね?」


「は〜い・・・パパ大好き!」


1度離したと思っても、すぐこれだ。

下界には他の神達が時々降りて、色々なアドバイスを送っている。

平和な時を可愛い子供達と過ごせて、安心だ。

ずっとこんな日が続くといいのに・・・

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