#16視察してみる
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「ふんにゃーーーーー!!!下界の生活、飽きたよーーーー!!」
「あと1ヶ月の辛抱だろぉ?オレだって我慢してるんだぜぇ・・・」
「来る日も来る日も、罠の改良案とか、あれが分からない、これが分からないの繰り替えし・・・アタシはもう疲れたよーーー!!」
「ったく。そんなに叫んでも主様には、届きゃあしねぇよ・・・」
賢授神ミサキと戦神サキが下界に降りてから、2ヶ月が過ぎた頃。
2人は鬱憤が溜まっていた。
ミサキは賢授神らしく人間に知識を与えているが、人間達の知識欲に負けて疲れている。
サキは戦神らしいその筋力で、弓に刀。ナタに包丁の使い方まで。様々な事を教えている。
「いい加減アタシ達に聞かなくても自分たちで考えればいいのに〜!!」
「これも主様にあんな事をした罰なんだろうなぁ・・・」
「「はぁぁぁぁぁぁ・・・」」
2人して大きなため息を着いていた頃・・・
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「頑張ってるなぁ、あの2人。」
「あんなに男が居るのに仕事ばっかり・・・2人ともヘタレだね〜」
「あなたとは違うんですよ。ヨウコは自重すべきです。そう思いますよね、創造神様?」
このようにリンが俺に意見を求めているにも関わらず、ヨウコは俺の膝に座り、桃でモモを刺激している。
「そうだなぁ・・・男子禁制の土地でも作って、ヨウコをそこに放り込むか。」
「えっ?冗談だよね〜?・・・あれ?主様、頼むから冗談って言ってよ〜!ヨウコ泣いちゃうよ〜!」
と、言いながら半泣きのヨウコ。
これ以上ひどくなったら、島流しも一考してみよう。
「さてと。俺達も降りてみるか?」
「ヨウコ降りた〜い!」
「私もお供致します。」
早速ボタンを押して時を止めて、人形になってみた。
みぞおち辺りに手を当てると、人形が体の中からフッと出てきた。
この人形に魂を移して下界に降りるのだが、感覚が掴みにくいったらありゃしない。
何せ元は人間。魂を移すなんて、分からない。
結局、目を閉じてプールに飛び込む感覚が過ぎた頃には、全てが大きくなって無事、人形に魂を移す事が出来た。
「よし・・・下界におりるぞ!」
気合いを入れて噴水に飛び込んだ。
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「どうだ?我の神生は?楽しそうだろう?今となっては懐かしい、過ぎ去った日々だよ。今と雰囲気が違うって?当たり前だろう。我だって色々とあったのだよ。
そうそう。昨日、下界に降りてみると人間達がスポーツをしておったなぁ。世界規模で行われている大会だが、サキのワガママから派生したとは知らんかっただろう?まだまだ貴様達が知らぬ事が多いと言ったところか・・・」
「よぉ主様!オレを呼んだか?」
「いやいや。気のせいだ。それより、また筋肉が増えたか?それだと夜に困るって言っているのに・・・」
「べ、別にワタシは困らないからっ!!・・・オレは困らないから。」
「言い直さんでも良いのに。それでは諸君!続きを読むがいい。」
「誰に話してんだ?って・・・やぁぁ。口調が変わっちゃぅぅ!」